2008年11月23日

イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。ヨハネによる福音書2章7節

メッセージ

20年間にわたって、毎年5月のGWに御殿場で行われておりました「青年宣教大会」に何度か参加しました。500名位の方が集まる聖会で、数多くの奉仕者がいらっしゃいました。彼らは「水を汲むしもべたち」と呼ばれていました。忠実に主のご用にあたるとき、主は豊かな祝福を与えてくださるという意味があったのでしょう。今週のみことばを与えられて、そのことを思い起こしました。さてテキストは「カナの婚礼のしるし」と呼ばれる出来事の1節です。ヨハネ福音書においては、奇蹟のことをを「しるし」と呼んでおりまして、2章から11章にかけて「7つのしるし」(21章の「大漁の奇蹟」を除く)が記されております。これはその最初のもので、主イエス様が水をぶどう酒に変えられたしるしです。『ぶどう酒は人の心を喜ばせ』(詩編104:15)るものですが、ここでの「ぶどう酒」はイエス・キリスト様が十字架で流される「血」によって、全人類に与えられる霊的ないのちと力を象徴しております。
『水がめに水をいっぱい入れなさい』……。これはイエス・キリスト様のみことばに聴き従うことではないでしょうか。私たちは日々忙しい生活を送っておりますが、「忙」という字は「心」が「亡」ぶと書きます。いつも私たち自身の「心の水がめ」に水を満たして、主のみことばに聴従しましょう。そのとき主は、水を「喜びのぶどう酒」に変えてくださるのです!

東間 克美