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教会広報担当が発行する教会機関誌「おちぼ」年数回の発行で、教会員、幼稚園へ配られます。

おちぼ 126号 バプテスマを受けて感じたこと・変わったこと(その2)

■バプテスマを受けて感じたこと・変わったこと(その2)

今回は124号で掲載した同タイトルの続きをやっとお手元にお届けすることができます。現在ではそれぞれの方が前回の掲載時よりも教会との関わりが深くなっていることと思いますが、筆者の方々には2号前の掲載時と現在の心境の変化など感じながら読んでいただけるのではないかと思います。時間の経過とともに変化していく、信仰に対する向かい方が垣間見える記事となっているのではないでしょうか。

〜教会と教会生活〜

近藤:この辺で、教会について伺いたいと思います。私の場合、広く教会という所は、悩みなど人生相談をしたり、生活面の指導をしてもらったりする所だと想像していました。人生はどうすれば幸せになれるかなんて誰にも解らないから、それを解決してくれる… 一般社会にある自己啓発セミナーの様な所をイメージしていました。ですから、こうして教会に通うようになって少なからずギャップというものを感じました。

澤近:いま人生相談というのが出ましたが、私は森島惠牧師に「お祈りが大切。」と言われました。もっと一緒に祈りましょうと言って頂きました。困っている事柄があっても、そのこと自体はさほど問題ではなくて、私達キリスト者は祈ることが大切なんだと言うことを教えて頂きました。実は仕事のことでとても悩んだ時期がありました。結果を気にして身の振り方を真剣に悩んでいました。その時、「結果を疑ってはいけない。」と森島牧人牧師からアドバイスを頂きました。その時はとても心に響いて解決することができました。この他にも何度も助けて頂いて… ですから私にとっての教会は、とても感謝する存在なんです。

近藤:山中さんはいかがですか。

山中:教会ですか… 難しい質問ですね。私にとっての教会生活は、やっぱり聖歌隊の存在が大きいですね。賛美をするために教会に来ていると言っても過言ではありません。私は人とコミュニケーションを取るのが苦手なので、聖歌隊の練習が終わると割と早く帰ってしまいます。ホール等で楽しそうに話している人を見ると羨ましく思いますね。

藤巻:それで良いのだと思いますね。教会での人間関係は難しいもので、そのことで心が疲弊して教会から距離を置く人は少なくありません。そんな中で山中さんのように「私は賛美をする為に教会に来ている。」という姿勢はとても大切なことだと言えますね。

澤近:賛美する、それだけでも良いんですよね。

藤巻:勿論です。それが無かったら教会生活は続かないですよ。何の為に教会に来るのか… 私は神様を礼拝する為に教会に来ているという根本的な軸が無いと教会生活は長続きしないと思います。そういう意味ではとても活は長続きしないと思います。そういう意味ではとても立派なことですね。山中 ありがとうございます。

〜信仰の先輩〜

澤近:私は、賛美に関しては徳田博子先生から多くのことを学んでいますね。

山中:はじめは凄く怖い方なのかなと思っていました。(笑)でもそんなことは無くて、とても優しい方なんだということが解りました。徳田先生の素晴らしい所は神様を信じておられる… 信仰の深さを感じるんですよ。神様の方にいつも向いている… そこはとても尊敬するところです。

澤近:私の妻も徳田先生をとても尊敬していまして、聖歌隊での奉仕をとても快く思っていてくれます。私も、音楽だけでは無くて人としてもとても素晴らしい方だと思っています。先生を通して神様を学ぶことが多いですね。

藤巻:尊敬出来る先輩が居るというのはとても大事なことで、信仰というのは世代から世代へ受け継がれて行く側面がありますから、自分がその方の信仰の姿を見て姿勢を正すというのはとても大切なことだと思います。ですから、そのような先輩を見つけられたということはとても素敵なことですね。近藤さんはそういった先輩はいらっしゃいますか。

近藤:私の*教友は高橋昌博兄なんですが、高橋兄をはじめ広報委員会の皆さんには本当にお世話になりましたね。私の場合、キリスト教に関しての知識があまり無くて、こんなことでバプテスマを受けて良いのだろうかと思っていました。後でその考えは間違っていることに気づきましたけど… ですから礼拝は勿論ですが、水曜日の祈祷会やいろいろな集会に足を運んで、とにかく知識を得ようとしました。今でも思いますが、皆さんは愛唱賛美歌や愛誦聖句をサラッと言えて凄いなーと思いますよ。

〜愛唱賛美歌と愛誦聖句〜

山中:私は愛唱賛美歌ありますよ。510番です。バプテスマの時に皆さんに歌って頂きました。

澤近:私は、シベリウスの管弦楽曲で『フィンランディア』というのがありまして、その曲がとても好きなんです。あのメロディーを使っているのが『やすかれ・わがこころよ』なんです。見つけた時はこれだーと思いました。

近藤:そういうのがあるのは羨ましいですよ。

山中:私の愛誦聖句は、『忍耐は練達を、練達は希望を生むということを…(ローマ人への手紙5章4節)』です。大好きなんですよ。辛いことがあるといつも思い出す聖句ですね。娘にいつも「忍耐は…」って言うと困った様子で、また出たなという顔をするんですよ。(笑)

藤巻:自分の信仰の原点となる賛美歌や聖句があるということは、永い信仰生活を考えた時に自分を支えてくれるとても大切なものだと思いますね。自分もバプテスマを受けた時に支えられた御言葉がありますが、ことあるごとに思い出しますね。バプテスマを受けた時に思いを与えられた御言葉というのは、これまでを振り返ると自分を支えてくれたなーと思いますね。

〜信仰の原点〜

近藤:今日はいろいろな実りのある話しができて、とても良い座談会になりました。藤巻先生に来て頂いてとても有意義な時を持つことができました。ありがとうございます。

藤巻:こちらこそありがとうございました。私もこの場に参加出来てとても良かったです。信仰生活がマンネリ化する危険性と言うのは背中合わせだと思うんです。信仰の原点を自分の心に刻んでおくと言うのはとても大切なことだと思いますね。バプテスマを受けた時の気持ちを、いつも思い出すと言うのは難しいですけれども、ことあるごとにそこに帰ると言うのはとても大切なことですね。

近藤:皆さん、今日はありがとうございました。

*教友:新しく教会員となった方の助けとなる教会の友。