10月20日(日) 午前10時30分より
主日礼拝(召天者記念礼拝)
説 教:「永遠のすまい」
聖 書:詩編16章1-11節
説教者:小野慈美師
@「ヤハウェよ、あなたはわたしに分け前と杯を与え、あなたがわたしのくじを引いてくださった。測り縄はわがために良き地に落ちた、げにいと高き者がわが嗣業を下さった。」(詩16:5-6 関根正雄訳)
測り縄は土地を測量する道具です。そして、くじによって土地の分配がなされます。「嗣業」とは土地財産のことであり、人間の人生を比喩的に表しています。この詩人は、自分に与えられた人生を良いものであると断言しています。しかし、この詩人の人生は、苦難の多いものだったと考えられます(1-2節)。
A では、なぜ、良い人生だと言うことができたのでしょうか。その理由が8節に記されています。
「わたしは絶えず主に相対しています。主は右にいまし、わたしは揺らぐことがありません。」
状況の善し悪しという判断は、他人との比較によって生じてきます。しかし、神に差し向かいで生き、その神が絶えず「右にいまし」(保護者の位置)て、わたしたちのそれぞれの人生を重んじてくださっていることを知る時に、比較から解放され、「揺らぐ」ことから守られるのです。
B そして、この神との交わりは死においても、奪われることはありません。
「あなたはわたしの魂を陰府に渡すことなく、あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず、命の道を教えてくださいます。」(10-11節)
旧約の時代には、復活の信仰は明確ではありませんでした。しかし、「陰府(死者の住まい)に渡すこと」が無いということは、死後について良く分からなくても、死によって神から引き離されることはないという信仰を言い表しています。
「命の道」とは、死においても奪われることのない、神とのつながりという道です。この「命の道」を信じて歩むときに、わたしたちは既に「永遠の」(11節)すまいに入れられているのです。
[詩16:8-11は、主イエスの復活を表す言葉として用いられています(使徒2:25-28)
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前 奏 − 心をつくして − W.ファン・トヴィラート
招 詞 コリントの信徒への手紙U 第5章1節
賛 美 21−425
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第98編
賛 美 21−579
召天者記念式
分かち合い
賛 美 − 私が歩む道を − ジュニア聖歌隊
聖 書 詩編 第16編1−11節 (新共同訳旧約 845頁)
祈 祷
黙 想 − 愚かなる口 たくみに語り − J.M.バッハ
説 教 「永遠のすまい」 小野 慈美 師
祈 祷
賛 美 21−385
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−91
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
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