11月10日(日) 午前10時30分より
主日礼拝(七五三祝福式)
説 教:「旅には何も持って行ってはならない」
聖 書:ルカによる福音書9章1-6節
説教者:藤巻正悟師
主イエスの12弟子は、神の国を宣べ伝えるため、今まさに派遣されようとしています。それはある程度の長期間にわたる旅であったようです。もし荷物の携行を全く許されないのだとしたら、そんな旅に行くのは誰にとってもためらわれることであるのは間違いありません。
しかし、杖も袋もパンもお金も下着の替えも持って行ってはならないと、主は出発前の彼らに命じられます。それでどうやって旅をすることができるというのでしょうか。常識では考えられない、驚くべき言葉です。
この主の言葉には、当然理由があります。
それは、弟子たちが告げ広めようとしている神の国がどのようなものであるかを、まず彼ら自身が旅の只中ではっきりと悟るために他なりません。
神の国とは、神が神とされる共同体であり、神が恵みをもってすべてを統治しておられると信じる者たちの共同体であり、その恵みに一切を委ねる者たちの共同体です。主の弟子として生きていくにあたっては、それまでの生活の中で握りしめてきた物を、いったん手放すことが求められています。物に頼り、自分自身に頼ろうとする日々から、人生の全領域において神を神とし、その恵みに委ねる日々へ変えられていくこと、それが主に従う者の使命であるからです。
「旅には何も持って行ってはならない」、これは12弟子のみならず、すべてのキリスト者に向けられた言葉です。ともすれば非常に厳しい命令であるかのように感じられます。けれども実はそうではなく、真実の幸いに満たされた生涯を約束する、祝福の宣言であるのです。私たちが余計な荷物を捨て去り、自分を空にして明け渡すところにこそ、神の恵みは溢れていくからです。
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前 奏 − しもべらよ、み声きけ − 高浪晋一
招 詞 詩編 第98編2−3節
賛 美 21−386
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第67編
賛 美 21−11
七五三祝福式
分かち合い
賛 美 − やわらかく大切に − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第9章1−6節 (新共同訳新約 121頁)
祈 祷
黙 想 − 天にましますわれらの父よ − J.Krieger
説 教 「旅には何も持って行ってはならない」 藤巻 正悟 師
祈 祷
賛 美 21−401
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−90
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
主日礼拝において、七五三祝福式を行いました。参加者は9名でした。子どもたちとご両親の上に、主の恵みと祝福が豊かにありますようお祈りいたします。
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