横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

12月8日(日)　午前10時30分より
アドベント第2主日礼拝
説　教：「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」
聖　書：ルカによる福音書9章10-17節
説教者：藤巻正悟師

　五千人の給食の奇跡物語を、昔話さながら、「昔々、主イエスは他の誰にもできないようなこんな不思議な御業をなさったのですよ、とても凄い方ですね」という具合に読むのでは、この記事の本質に触れたとは到底言えません。また、この話を常識に沿った線で合理的に解釈しようとして、「自分の持っている物を独占せず、多くの人々と分かち合う隣人愛の精神で暮らしましょう」といった道徳的結論に至るのなら、やはりこの記事の本質を把握したことにはなりません。

　「あなた方が彼らに食べ物を与えなさい」、弟子たちは主の言葉をすっかり誤解して、己の力によって空腹の人々を満腹にしなければならないものと思い込んでしまいました。けれども主が求められたのはそういうことではありません。何もないところからパンを生み出すことなど私たちにできるはずがない。その事実は誰よりも主がご存知であり、そしてそういった奇跡を行うことができるのは主ご自身だけであるからです。ここで主が語られたのは、「私の恵みの媒体となりなさい」というメッセージに他なりません。主が与えてくださる恵みのパンを世の中に運んでいくために、あなたの生涯を献げなさいという、献身の招きが行われたのです。

　私たちがすべきこと。それは主がなさろうとしている御業を疑わずに信仰をもって期待することであり、またそれが地上に実現されるためにこの自分をどうか用いてくださいと祈ることです。取るに足りない小さくつたない器の存在を通してこそ、主の輝かしい御栄光が世界中に顕されていく。キリスト者の生涯とは何とすばらしく、栄誉に満ち溢れたものであることでしょうか。

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前　 　奏　　　− 神のみ子は世に来られた −　J.H.ブットシュテット
招　 　詞　　　イザヤ書 第６０章１−２節
賛　　　美　　　２１−２６０
主の祈り
交　読　文　　　交読詩編 第８５編
賛　　　美　　　９４
分かち合い　　　
賛　　　美　　　− バグパイパーのカロル −　　　　　 　　　 聖　歌　隊
聖　　　書　　　ルカによる福音書 第９章１０−１７節　　（新共同訳新約 121頁）
祈　　　祷　　　
黙　　　想　　　− 久しく待ちにし −　F.ペータース
説　　　教　　　「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」　　藤巻 正悟 師
祈　　　祷
賛　　　美　　　３９１
献　　　金　
感謝祈祷
賛　　　美　　　２１−２２９（１，３，５，６節）
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 師
後　　　奏