12月22日(日) 午前10時30分より
説 教:「飼葉桶の中の神」
聖 書:ルカによる福音書2章1-7節
説教者:小野慈美師
信仰告白・バプテスマ式
礼拝後 愛餐会
もし、客間があいていたら、ヨセフとマリアは当然、客間に泊まったはずです。何も、好んで馬小屋で出産したわけではないでしょう。不本意ながらも、やむをえず、そういう状況に追い込まれてしまいました。
私たちにも、客間から締め出されて、孤独に馬小屋で生きなければならないような状況に追い込まれることがあります。馬小屋の中は、隙間風は吹いてくるし、火の気もないし、悪臭も漂っている。確かに喜ばしい現実ではありません。そのような時、私たちは、しばしば、明かりの灯った暖かい客間の方ばかり見て、自分の生きている現実をおろそかにしがちです。しかし、私たちの生きる場は、良いでも悪いでもなく、少なくとも今は、この現実なのです。もし、私たちが、「神は客間の世界におられるのであって、自分も客間に移ったときに本来の生き方ができる」と思っているとしたら、それは大きな勘違いです。なぜなら、私たちの神は、馬小屋で生きる私たちの友となるために、馬小屋に来てくださったからです。飼葉桶の中の神は、まさに人となった神ですから、人間の痛み、悲しみ、愛、喜びを、自らのこととして理解してくださるのです。
私たちが、客間ばかりを追い求めることをやめて、自分の馬小屋を静かに見つめるときに、星の光に照らしだされた幼な子の姿が浮かび上がってきます。その、幼な子は語りかけます。「私は、今までも、ずっとここにいたし、これからもずっとここにいるよ。」飼葉桶の中の神は、私たちがどのような状況に置かれても、常に「私たちと共にいる」ことができるお方なのです。
前 奏 − Pastoraleより Andantino − J.S.Bach
招 詞 イザヤ書 第9章5節
賛 美 21−263
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第108編
賛 美 21−252
教会の信仰告白
分かち合い
信仰告白
賛 美 − 天には栄光、地には平和 − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第2章1−7節 (新共同訳新約 102頁)
祈 祷
黙 想 − Of the Father's Love Begotten − Lani Smith
説 教 「飼葉桶の中の神」 小野 慈美 師
祈 祷
賛 美 21−264
献 金
感謝祈祷
バプテスマ式
賛 美 21−229(1,3,5,6節)
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
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