2月2日(日) 午前10時30分より
説 教:「裁きと赦しの主」
聖 書:ヨハネによる福音書8章1-11節
説教者:小野慈美師
主イエスに敵意をいだく人々が、主イエスの権威を失墜させようとして、一人の女性を連れてきて、詰め寄りました。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか」(4-5)。もし「石で打ち殺せ」と答えれば、それまでの教えを翻すことになるし、モーセの教えを退ければ、ユダヤ人の教師としての信用をなくす、いずれにしても主イエスの立場は悪くなります。
主イエスは、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」(7)と答えました。「まず」ということばによって、周囲の者たちは、群衆の中の一人ではなく、特定の名前と顔を持った一人の人間として、問われる側になりました(わたしたちも問われています)。石を投げれば、自分には罪がないと言うことになります。それは、神の前では人は皆罪人であることを知っていたユダヤ人にはできないことでした。人々は一人ひとり石を捨てて立ち去りました。しかし、彼女に石を投げようとしていたエネルギーは、悔しさ、怒りとして主イエスに向けられ、敵意は増大し、やがて「十字架につけろ」という大合唱になります。愛を欠いた正しさは暴力になるのです。
主イエスは、最後に言われました。「わたしもあなたを罰しない。・・・もう罪を犯さないように」(11:口語訳)。「罪を犯さないように」とは、自分の存在を軽んじてはならない、神がいかにあなたを重んじているかを忘れないで生きてほしい、ということです。主イエスは、正義をあいまいになさったのではありません。女性を赦すことに伴う裁きを引き受けられたのです。やがてこのお方は、十字架で殺されました。彼女は知っていました。「このお方はわたしのために死んでくださったのだ」と。
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前 奏 − シメオンの賛歌 − バッハ
招 詞 詩編 第149編1−3節
賛 美 21−290
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第112編
賛 美 21−56
分かち合い
賛 美 − おどり出る姿で − 聖 歌 隊
聖 書 ヨハネによる福音書 第8章1−11節 (新共同訳新約 180頁)
祈 祷
黙 想 − メディテーション − Satkz
説 教 「裁きと赦しの主」 小野 慈美 師
祈 祷
賛 美 21−430
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21−78
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21−88
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
【バプテストデー】
1873年(明治6年)2月7日、ネイサン・ブラウン、ジョナサン・ゴーブル宣教師夫妻がアメリカ北部バプテスト伝道協会から派遣されて横浜に到着、日本での宣教活動が本格的に幕を開けました。日本におけるバプテスト派の宣教開始を記念して、日本バプテスト同盟では2月の第1主日を「バプテストデー」と定めています。
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