横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

2月23日(日)　午前10時30分より
説　教：「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である」
聖　書：ルカによる福音書9章43b-48節
説教者：藤巻正悟師

　礼拝のことを英語でServiceと言いますが、カタカナで日本語化しているように、それは「奉仕」を意味します。ドイツ語では礼拝をGottesdienstと言います。Gottes（神の）＋ dienst（奉仕）＝「神の奉仕」となる訳ですが、この言葉こそが礼拝の本質を言い当てています。人間の奉仕に先立って、そこにはまず何よりも神ご自身による奉仕があることを忘れてはなりません。

　主イエスの弟子たちの間で、一つの議論が起きました。それは、自分たちの中で誰がいちばん偉いかというものでした。しかもそれは第2回目の受難予告がなされた直後のことです。極めて深刻な話を聞かされた後であるにもかかわらず、彼らは一体何を考えているのかと呆れたくなります。しかし、私たちは弟子の論争を嘲笑することができるでしょうか。人よりも偉くなりたいという思いは誰にでも潜んでいるものであり、人間存在にとって本質的なものとさえ言えるのです。

　「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である」。この言葉は、神の国の論理がこの世の論理とは逆転していることを示しています。この世では仕えられる者が偉いというのが当然です。けれども神の国では仕える者こそが偉いのです。捜真教会でも、聖餐式の際、会衆が礼拝堂の前方へ出て行くのではなく、役員が会衆のところまでわざわざ出向いて行き給仕の役をする訳ですが、この姿がまさに神の国を如実に映し出しています。神の国は、主が十字架の上で私たちの罪のために命を捨ててくださったことにのみ基礎を持ちます。最も小さい者となってくださった最も偉い者である主イエスの生き方こそが、神の国に生きる私たちの生き方の究極のモデルなのです。

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前　 　奏　　　− イエスよ、わが喜び −　J.S.バッハ
招　 　詞　　　マルコによる福音書 第１０章４３ｂ−４５節
賛　　　美　　　２１−２９０
主の祈り
交　読　文　　　交読詩編 第９８編
賛　　　美　　　６
分かち合い　　　
賛　　　美　　　− あがないの主に −　　　　　　　　　　　　　聖　歌　隊
聖　　　書　　　ルカによる福音書 第９章４３ｂ−４８節　（新共同訳新約 123頁）
祈　　　祷　　　
黙　　　想　　　− われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ −　J.S.バッハ
説　　　教　　　「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤巻 正悟 師
祈　　　祷
賛　　　美　　　３８１
献　　　金　
感謝祈祷
賛　　　美　　　２１−８８
祝　　　祷 小野 慈美 師
後　　　奏

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