3月30日(日) 午前10時30分より
主日礼拝(受難節第4主日)
3月30日(日) 午前10時30分より
説 教:「あなたは行って、神の国を言い広めなさい」
聖 書:ルカによる福音書9章57-62節
説教者:藤巻正悟師
主イエスは親不孝な教えを説かれたのではありません。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい」というお言葉は、父親の葬式をしている暇があったら伝道せよとか、家族のことなど放っておけとか、自分に従うためには世捨て人か出家僧のような生活をしなさいとか、そういったことを語っているのではないのです。
死の力が愛する者を無残にも奪い取っていく、そんな無力ではかない世界に人間は生きています。そして自分もいずれは死の力に捕えられ、肉体の命を失う時がやって来ます。葬儀というのは、死の支配に最も具体的に直面させられる時間です。葬られる者も葬る者も共に、死の支配下に置かれた中で行われるのが一般的な葬りであり、それは死にゆく者による死者の葬りに他なりません。
けれども神の国ではそうではありません。神の国に生きる者たちを支配するのは、もはや死の力ではないからです。十字架で死なれた主イエスを復活させられた神が、その復活の力によって神の国に生きる者たちを支配してくださいます。神の国を言い広めるとは、神の復活の力を言い広めることです。希望がないかに見えるこの世界に、真実の慰めと希望とを語り伝えていくことです。
ですから、神の国の住人は、この世の葬儀をこそ大切にしなければなりません。葬儀を大切にすることで社会的責任をきちんと果たしつつ、そこにおいてもなお、神の国の一員として永遠の命の喜びに生き抜く。この世を離れてではなく、あくまでも現実世界にありながら、復活信仰の証しを立てていくのです。主イエスの弟子である私たちにはそのような生き方が求められています。
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前 奏 − あがないの主に − G.F.カウフマン
招 詞 マタイによる福音書 第6章33節a
賛 美 21−309
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第100編
賛 美 195
分かち合い
賛 美 − イエスの担った十字架は − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第9章57−62節 (新共同訳新約 124頁)
祈 祷
黙 想 − 愛するイエス − C.H.リンク
説 教 「あなたは行って、神の国を言い広めなさい」 藤巻 正悟 師
祈 祷
賛 美 124
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−25
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
藤巻伝道師任期最後の説教でした。礼拝後、送別会を開催しました。
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