主日礼拝
5月25日(日) 午前10時30分より
説 教:「ペトロの霊的な回復とケア」
聖 書:ルカによる福音書22章31-34節
説教者:長谷川温雄師
主イエスは弟子の条件として、自己中心的な信仰を諌められました。マルコやマタイ福音書でいうペトロが自分自身で殉教を決意すること自体が問題です。主は殉教を望んではおられない。ペトロは「たとえみんながつまずいても、わたしはつまずきません」とか「たとえ、ご一緒に死なねばならなくなっても、・・・」と言って、殉教を決心しています。これはヨハネ福音書でもそれほど変わってはいません。
ところがルカ福音書の記者は、サタンが主イエスと弟子たちの間に割り込んで、その間を裂こうと企んだとみています。これはヨブ記の中にみられることに似ています(1:9-12)。「ふるいにかけることを神に願って聞き入れられた」という場面がそれです。主が望んでおられないのに、「私も行って死のう」というのは自己中心的な考えであり、慢心と言われても返す言葉がないのです。
主イエスは「私はあなたのために信仰がなくならないように祈った」と言われるのです。どんなに立派な信仰の持ち主でも、死を前にして、不安や恐怖に陥ることがあるのは常です。私たちは自分の信仰で自分を救えると考えるべきではない。終末期になると、私たちは無気力になり、自分で自分が分からなくなる。主はこの人間の弱さを見抜いておられるので、「私はあなたのために信仰がなくならないように祈った」と言われます。
そして、「だからあなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」と勇気づけて下さるのです。
これがケアの内容です。それを霊的ケアといいます。
ですから私たちも、ペトロと同じように、隣人のケアに召されていると思うべきです。
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前 奏 − 「キリエ」よりプラン・ジュ − F.クープラン
招 詞 詩編 第56編14節
賛 美 21−289
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第30編
賛 美 21−197
分かち合い
賛 美 − 来たれ聖霊よ − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第22章31−34節 (新共同訳新約 154頁)
祈 祷
黙 想 − 「グロリア」よりテノールでのクルムホルン − F.クープラン
説 教 「ペトロの霊的な回復とケア」 長谷川 温雄 師
祈 祷
賛 美 21−342
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−91 (アーメン)
祝 祷 長谷川 温雄 師
後 奏
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