主日礼拝
6月22日(日) 午前10時30分より
説 教:「人間は何ものなのでしょう」
聖 書:詩編8章1-10節
説教者:佐藤和久師
読詩編を礼拝に用いるようになって、私たちは旧約聖書の詩編に、より親しみを覚えるようになりました。きょうはその中の第8編を学んで詩人の信仰に触れたいと存じます。
「主よ、わたしたちの主よ あなたの御名は、いかに力強く 全地に満ちていることでしょう」(2節)。雄大な素晴らしい賛美です。4節終わりに「月も、星も、あなたが配置なさったもの」とあることから、この詩は夜の賛歌と呼ばれます。私たちは月、星、あるいは草木等森羅万象の一つ一つを敬虔な思いをもって見るとき、すべてを創造された神様のみこころにふれることが出来ます。しかし、現実の灰色の社会にはまるで釣り合いません。天国でならこの賛美こそ相応しいのです。けれども、憂鬱な私の毎日にはこの様な賛美は天と地ほどもかけ離れているとしか思えません。
「あなたが御心に留めてくださるとは人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょうあなたが顧みてくださるとは」(5節)
神様のみ姿に造られた人間。詩人は天体にあらわされる神様のご栄光を覚えるとき、なぜ神様は取るに足らない人間に感心をもたれるのだろうかと叫びます。
「人の子」とは主イエスのことを言う場合もありますが、5節で言う「人の子」とは罪の子という意味です。人間は明らかに取るに足らないもので死すべき者、弱き者であるのに、神様は、その人間を創造のみ業の冠とされたのです。神様の愛に気付くことが大切です。自分の人生を顧みるとき、天地万物を創られた神様が、小さな私をみ心にとめて下さるだけではなく、失われたものを捜すように深いご愛をいつも注いでくださるのだと思わずにはいられません。
そして詩人はもう一度第2節の賛美を繰り返して私共を誘います。詩編第8編の終わり10節。
「主よ、わたしたちの主よ あなたの御名は、いかに力強く 全地に満ちていることでしょう。」と。
本日の礼拝は録画が出来ておりませんでした。
前 奏 − 天にましますわれらの父よ − J.S.バッハ
招 詞 詩編 第100編1b−2節
賛 美 21−28
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第121編
賛 美 21−437
分かち合い
賛 美 − ガリラヤの風かおる丘で − 聖 歌 隊
聖 書 詩編 第8編1−10節 (新共同訳旧約 840頁)
祈 祷
黙 想 − われら悩みの極みにありて − J.S.バッハ
説 教 「人間は何ものなのでしょう」 佐藤 和久 師
祈 祷
賛 美 21−441
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−27(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
教会学校ではワーシップ分級としてパイプオルガンに子ども達が触れてみました。
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