主日礼拝・聖餐式
7月6日(日) 午前10時30分より
説 教:「安心して行きなさい」
聖 書:ルカによる福音書8章40-48節
説教者:小野慈美師
「十二年このかた、出血が止まら」ない女性が登場します。ある種の婦人病であったのでしょう。レビ15:25以下には、出血のある女性は宗教的に汚れており、誰かがその女性に触れたならば、その触れた人も夕方まで汚れると書かれています。したがって彼女は人々との接触を避けて生きていました。その彼女が主イエスのうわさを耳にして、癒していただきたいという一心で、律法の規定を破って人ごみの中を通り抜けながら、主イエスの衣の房に触れました。その途端に出血が止まったのを感じました。主イエスもご自分から力が出ていくのを感じ、「わたしに触れたのはだれか」と周囲を見渡しました。彼女はおそるおそる名乗り出て、一部始終を話しました。それに対し、主イエスは「あなたの信仰が、あなたを救った。安心して行きなさい」(48)と言われたのです。
もし彼女の「信仰」の内容が、「触れれば癒していただける」ということだけであったとするならば、癒されない場合は、救われたことにはなりません。「信仰」とは、主イエスが「わたしに触れたのは誰か」と尋ねられたとき、彼女が逃げずに進み出て、ありのままを話したという態度です。それまでは、自分にとって都合の良いところだけ主イエスにお願いするという自分中心の求め方をしていました。しかし、このときから、結果が良かろうが悪かろうが、自分の人生を主イエスに信頼してお委ねしようという生き方に変わったのです。
このように依り頼む者を主イエスは放ってはおかれません。なぜなら、人は皆、神が独り子の命をかけても惜しくないほど、大切にしてくださっている存在だからです。「安心して行きなさい」という主イエスの言葉は、肉体が健康であるようにということを越えて、「あなたは大切な人として神から愛されている。汚れを清められ罪赦された者として安心して生きていきなさい」という意味であったのです。
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前 奏 − 幸いな人 − H.フォーゲル
招 詞 イザヤ書 第46章10節
賛 美 21−201
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第127編
賛 美 21−425
分かち合い
賛 美 − 天使のことばも − 聖 歌 隊
聖 書 ルカによる福音書 第8章40−48節 (新共同訳新約 120頁)
祈 祷
黙 想 − 備えて祈れ − J.G.ヴァルター
説 教 「安心して行きなさい」 小野 慈美 師
祈 祷
賛 美 21−532
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21−81
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21−83(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 師
後 奏
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