主日礼拝
10月12日(日) 午前10時30分より
説 教:「主がここにおられる」
聖 書:創世記28章10-20節
説教者:小野慈美師
ヤコブは、父イサクと兄エサウをだまし長子の権利を横取りしました。そのため兄の怒りを買い、家にいられなくなりました。そこで、ベエル・シェバを発ってハランに向かう途中で野宿をしました。そのときヤコブは、3つの理由から、こんなところに神はおられないと考えていました。
①神は特定の「聖なる場所」におられるのであって、「とある場所」(11)などにはおられない。
②孤独と不安の中に置かれ、神が共にいてくださる感じ-あたたかいぬくもり-がしない。
③父と兄を欺いた私のような者と神は共にいてくださるはずがない。
しかし、ヤコブは天と地を結ぶ階段が(天から)「地に向かって」ヤコブのいる場所に伸びている夢を見ました。そして「見よ、わたしはあなたと共にいる」(15)という神の言葉を聞いたのです。
わたしたちも、①状況の困難さ、②孤独や不安、そして特に③罪責感の故に、神が共におられないかのように感じることがあるかもしれません。「取り返しのつかないことをして、人生を台無しにしてしまった。こんな自分にも神が共にいてくださるなどと考えるのは、あまりにも虫がよすぎる」と。しかし、15節の約束は、まさにそのようなあなたに与えられているのです。あなたが天に届く階段を作るのではなく、階段があなたに「向かって伸びて」(12)います。受けるに値しない者に対して与えられるからこそ「恵み」なのです。恵みは、いつでも、当然のことではなく、意外なことなのです。
このことを知ったヤコブは「恐れおののいて」「ここはなんと畏れ多い場所だろう」(17)と言いました。この場合の「恐れ」は、恐怖におののく恐れではなく、畏敬の念です。あなたの存在、あなたの生きる場は、神が関心を持っておられ共にいてくださるという意味で「畏れ多い場所」です。だから、自暴自棄になって自分を粗末にしてはいけないのです。
ヤコブは、石を建てて神が共におられることを記念しました。私たちにとっては、十字架こそ、神が共におられるしるしに他なりません。日々、十字架を見上げ、神の約束を握りしめましょう。
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前 奏 - 全地よ、主に向かい歓喜の声あげよ - バッヘルベル
招 詞 詩編 第107編28-29節
賛 美 21-59
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第141編
賛 美 21-56
分かち合い
賛 美 - 望みも消えゆくまでに - 聖 歌 隊
聖 書 創世記 第28章10-20節 (新共同訳旧約 46頁)
祈 祷
黙 想 - メディテーション - Satkz
説 教 「主がここにおられる」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-457
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-90(1,4節)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
<神学校を覚える日>
日本バプテスト同盟では、10月第2主日を「神学校を覚える日」としています。日本バプテスト神学校では今年度、教師コース5名、科目履修生10名、聴講生3名の学生が学んでおられます。神学校の働きと学生・教職員を覚え、祈りを合わせましょう。
ジュリー・ローとともに被災地を想うコンサート
10月12日(日) 午後2時~4時
主催:捜真バプテスト教会女性会
震災後3年半、ずっと被災地に想いを寄せ、祈り続けてくださったカナダのピアニスト、ジュリー・ローさんによるコンサートが開催されました。関東部会の教会からも多くの方々が足を運んでくださり、127名が集まりました。音楽性豊かな演奏に加え、作曲家の苦難の生涯を言及しつつ、信仰の核心を真っすぐに語ってくださり、聴く者の胸を打ちました。
ジュリー・ローさんは10月18日から4日間の日程で被災地4カ所の教会に演奏と証しを届けてくださいます。
ジュリー・ロー プロフィール
バンクーバー在住。17歳でシアトル・ヤング・アーティスト・コンペティション優勝、シアトル交響楽団と共演しデビュー。バンクーバー音楽アカデミーから演奏者証明証を受領した後、ブリティッシュ・コロンビア大学で音楽学士号を取得。ケルン音楽院から演奏者としての最高学位を授与。現在バンクーバー音楽アカデミーとS.K.Lee大学でピアノ科の教授として教えつつ、ソロや室内楽奏者として活躍。
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