横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

主日礼拝
1月11日(日)　午前10時30分より
説　教：「神の『しかし』」
聖　書：創世記45章1-8節
説教者：小野慈美牧師

ヨセフの夢解きの通り、７年間の豊作のあと飢饉が始まりました。しかしエジプトには穀物の備蓄がたくさんあるとの噂を聞いて、ヨセフの兄達はエジプトに穀物を買いにやってきました。既に20年が過ぎヨセフは37歳になっていました。ヨセフの方はすぐに兄たちだと気がつきましたが、兄たちは目の前にいる総理大臣がヨセフであるなどとは夢にも思いませんでした。ヨセフと兄たちは通訳を通介して話をしていました。ヨセフはしばらくの間、自分の身を隠したまま、兄たちを試すのですが、彼らが思いやりのある人間に変わったことを知りました(44章)。

ヨセフは、平静を装っていることができなくなり声を上げて泣きました。その直後、エジプトの総理大臣が流暢なヘブル語を話し始めたのです。「わたしはあなたたちがエジプトへ売った弟のヨセフです」(4)。兄達は、驚くと共に、仕返しをされるに違いないと思って、恐怖におののいたことでしょう。ところが、続いてヨセフの口から出た言葉は、全く予想外でした。「しかし、・・命を救うために、神がわたしを・・お遣わしになったのです」(5)。
私たちは、人生に起こった事実を変えることはできません。そして、その中には、「あの出来事、あの人との出会いによって、自分の人生が狂わされてしまった」と思えるような苦々しいものもあるでしょう。しかし、どんなに神を恨んでも、人を恨んでも、既に起こってしまった事実そのものを変えることはできないのです。しかし、私たちにできることがあります。それは、同じ事実を、神の「しかし」によって、とらえなおすということです。神の視点に立って見るとき、同じ事実でありながら、その意味が変容し、本人も相手も救われるのです。

わたしたちには、ヨセフのようには、自分の人生についての神様のお考えが明確には見えてこないかもしれない。しかし、それでも良いのです。自分ではよくわからなくても、神様はよくわかっておられるからです。あなたの人生の中に神様が働いていてくださる。そのことさえわかれば十分なのです。
「わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり、わたしの道はあなたたちの道と異なると主は言われる。天が地を高く超えているように、わたしの道は、あなたたちの道を、わたしの思いは、あなたたちの思いを、高く超えている。」(イザヤ55:8-9)。

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前　 　奏　　　− 喜びなさい、おゝ私の魂よ −　J.バッヘルベル
招　 　詞　　　イザヤ書 第４３章１８−１９節
賛　　　美　　　２１−３６７
主の祈り
交　読　文　　　交読詩編 第１５０編
賛　　　美　　　２１−５９
成人祝福式
分かち合い　　　
賛　　　美　　　− シメオンの歌 −　　　　　　　　　　　聖　歌　隊
聖　　　書　　　創世記 第４５章１−８節　　　　　　　　（新共同訳旧約 81頁）
祈　　　祷　　　
黙　　　想　　　− 去らせたまえ −　W.フォーゲル
説　　　教　　　「神の『しかし』」　　　　　　　　　　　小野 慈美 師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２１−４６９
献　　　金　
感謝祈祷
賛　　　美　　　２１−８８（アーメン)
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 小野 慈美 師
後　　　奏

礼拝内で成人祝福式を行いました。

礼拝後新年の集合写真を取り、女性会壮年会で新年のお茶会を行いました。