イースター主日礼拝・聖餐式
4月5日(日) 午前10時30分より
説 教:「あれは、主だ」
聖 書:ヨハネによる福音書21章1-14節
説教者:小野慈美牧師
主の復活ののち、7人の弟子たちがティベリアス湖(ガリラヤ湖)で漁をしていました。しかし、その夜は何も取れませんでした。復活の主に出会ったにもかかわらず日常に戻っていたのです。夜が明けると、90メートル離れた岸辺に立っていたひとりの人物が「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ」(6)と言いました。弟子たちがその声に従うと153匹もの大きな魚が取れました。弟子の一人が「あれは主だ」と気が付き、ペテロは岸に泳いでいきました。それは甦られた主イエスでした。わたしたちも、日常に埋没してしまって復活の主イエスのリアリティーを感じられなくなり、期待もしなくなっていることがあるかもしれません。そして、主の御声を聞こうとはせず、舟の左側に網を打ち続けていることがあるのかもしれません。
しかし、感謝なことに、必死に左側にばかり網を打っていた弟子たちに、イエス様のほうから声をかけてくださいました。その言葉の権威に促されて弟子たちが右側に網を打ったときに、神様のみわざが現れたのです。153匹という数字は、その当時知られていた世界のすべての民族の数だとも言われます。そうであるとするならば、「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」(マタイ28:19)という主イエスの宣教命令に通ずるものです。
イエス様が遠くに感じられるとき、それはイエス様の御心を求めずに、「自分が良いと思うこと」にとらわれて、必死に左側に網を打ち続けているのかもしれません。そのような愚かなわたしたちに主が近づいてくださり、御言葉を通して語ってくださいます。そして、意外とも思える御言葉に従う時に「ああ、あれは主だ」と気づかされるのです。
「今わたしにイエス様が求めておられることは何なのか」という祈り心を持ち、「主よ、あなたの求めておられることに従います」と一歩踏み出し、網を右側に下ろす時に、そこには思いもよらない神様のみわざが始まります。主が生きておられることを再発見するのです。
前 奏 − 聖なるキリストは復活した − J.S.バッハ
招 詞 詩編 第118編23−24節
賛 美 21−327
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第100編
賛 美 21−333
教会の信仰告白
分かち合い
信仰告白
賛 美 − 復活メドレー − 聖 歌 隊
聖 書 ヨハネによる福音書 第21章1−14節 (新共同訳新約 211頁)
祈 祷
黙 想 − 主はわが罪ゆえ − S.シャイト
説 教 「あれは、主だ!」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 54年版496 (アーメン)
献 金
感謝祈祷
バプテスマ式
聖 餐 式 賛 美 21−78(1,2,4節)
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21−27 (アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
礼拝の中で信仰告白が行われ、教会員の承認を受けた後、バプテスマ式が執行されました。
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