主日礼拝
5月10日(日) 午前10時30分より
説 教:「恵みが与えられるように」
聖 書:エフェソの信徒への手紙4章25-32節
説教者:小野慈美牧師
エフェソ5:25-32には、キリスト者としての「新しい生き方」が記されています。
@「偽りを捨て、隣人に対して真実を語りなさい」(25)。
真実な言葉を語るためには、まず神の前で真実な生き方を求めることです。そのことを忘れると、人に対して真実でない言葉を語ることになります。
A「怒ることがあっても、罪を犯してはなりません」(26)。「罪」とは怒る自分を絶対化し、自分は間違っていないと決め込むことです。「日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません」。怒りを、恨みや憎しみにしてため込んではなりません。恨みをはらすことが目的となると、心が恨みで支配され続けることになります。自分の怒りの理由をよくよく吟味する必要があります。「それは正しい怒りか」と。
B悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい(29)。「悪い言葉」とは、単に悪口というのではなく、相手を傷つけることばです。たとえ、正しい言葉であっても、人を生かさない言葉があります。
新しい生き方を妨げる要因の一つは「負けたくない」という思いではないでしょうか。わたしたちは、負けると悔しくて何とか仕返ししたいと思う。それが当然の反応だと感じる。しかし、そうではない道を選び取ることができます。それは「勝たなければ」という執着から解放されることです。わたしたちは正しいかどうかで争っているようでありながら、勝ちたいという思いに縛られているのではないでしょうか。「あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです」(30)。最終的な勝利は保証されています。表面的に負けても惨めにならないで済むし、勝ったとしても傲慢にならないで済みます。それなのに、神の真実を求めるよりも、人間のレベルで、優位に立ちたい、勝ちたいという「古い生き方」に縛られがちです。「互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい」(32)。新しい生き方の原点がここに記されています。今からでも、新しい生き方を始めることができます。
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前 奏 − あなたに私は望みをおきます、主よ − J.S.バッハ
招 詞 ローマの信徒への手紙 第5章5節
賛 美 21−18
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第128編
賛 美 21−347(1,2,6節)
分かち合い
賛 美 − 私たちを造られた神よ − 聖 歌 隊
聖 書 エフェソの信徒への手紙 第4章25−32節(新共同訳新約 357頁)
祈 祷
黙 想 − 天にましますわれらの父よ − J.S.バッハ
説 教 「恵みが与えられるように」 小野 慈美 牧師
祈 祷
任 職 式 教会音楽奉仕者
賛 美 21−482
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−346(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
教会音楽奉仕者の任職式がありました。
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