ペンテコステ(聖霊降臨)主日礼拝
5月24日(日) 午前10時30分より
説 教:「霊の言葉」
聖 書:使徒言行録2章1-11節
説教者:小野慈美牧師
ギリシャ語の“プニューマ”という言葉は、「風」とも「霊」とも訳すことができます。風は目に見えませんが、風によって何かが動かされるときに、風が吹いていることがわかります。それと同じように、聖霊に動かされた人々の生き方によって聖霊が働いておられることがわかります。初代教会は、神が生きておられ、見える現象の背後に聖霊(神の霊)が働いておられると信じました。そして、その信仰は二千年の歴史を貫いてわたしたちのところにもたらされています。
過ぎ越しの祭りから50日目に行われた「七週の祭」に集まっていた人々は、弟子たちが他の「国々の言葉で」(4)語るのを聞きました。それは十字架と復活のメッセージでした。大いに心を打たれた(37)人々に、ペテロは勧めと約束を語りました。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によってバプテスマを受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます」(38)。
T)勧め:悔い改めてバプテスマを受ける。悔い改めとは、自分を中心として生きる生き方から、神を中心として生きる生き方への方向転換です。神様の前に正直に立ち、霊の言葉に照らされると、自分の罪に気づかされます。バプテスマは、罪が赦されたことを信じ、古い自分に死んで、イエス・キリストを主なる神として新しく生きるしるしです。
U)約束:賜物としての聖霊を受ける。わたしたちが優れた人間だからではなく、霊の言葉に信頼して聴き従うとき、聖霊がわたしたちの内に生きて働いてくださるのです。
使徒言行録が書かれた頃、キリスト者たちは迫害や苦難の中で、信仰が揺さぶられることもあったに違いありません。そのときに、著者ルカは、ペンテコステ以降の使徒たちの歩みを振り返ることによって、「神は見えないけれど、愛と真実の神が今も生きて働いておられることを信じようではないか」と訴えました。その言葉が力ある霊の言葉となって、後のキリスト者たちを励まし支えてきたのです。そして、このペンテコステに始まった教会の命の歴史に私たちも招き入れられて、使徒言行録の続きを書かせていただけるのです。何と光栄なことであり、感謝なことでしょう。
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前 奏 − 来たれ聖霊、主なる神よ − M.ヴェックマン
招 詞 使徒言行録 第1章8節
賛 美 21−347(1,3,5,6節)
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第146編
賛 美 21−57
教会の信仰告白
分かち合い
賛 美 − たたえよ、聖霊を − 聖 歌 隊
聖 書 使徒言行録 第2章1−11節 (新共同訳新約 214頁)
祈 祷
黙 想 − わが愛する神に − D.ブクステフーデ
説 教 「霊の言葉」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21−342
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−346(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
【ペンテコステ(聖霊降臨日)】
ペンテコステ(聖霊降臨日)は、この世に教会が誕生した記念日です。「前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい」(使徒1:4)との主イエスのお言葉通り、イースターから50日目の日曜日、約束されていた聖霊が使徒たちの上に降りました。「ペンテコステ」とは「第50番目」を意味します。エルサレムで待機していた使徒たちに、神の息吹と力である聖霊が与えられ、彼らはこの日、主イエスの証人として立ち上がったのでした。ペンテコステはクリスマス・イースターと共に、教会の大切な記念すべき祝日とされています。
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