主日礼拝(女性会担当)
7月26日(日) 午前10時30分より
説 教:「小さな奇跡が始まるとき」
聖 書:マタイによる福音書15章30-39節
説教者:山口里子氏
聖書の時代、庶民は読み書きとは無縁でしたから、何か心を打たれた事があると、心に染みた真実を象徴的に語り伝えました。群衆の奇跡の食事で象徴的に語られたのはこんなことでした。大勢の人々が居て、わずかな食べ物しかなかった。けれどイエスが神に感謝して皆で分け合ったら、皆が満足して余りがあった、と。
イエスは、病気の人を癒すことから伝道活動を始めました。「癒し人」という評判が広がって多くの病人がやって来ました。病気を癒された人々はイエスの言葉に耳を傾けました。その人々を空腹のまま帰らせたくないとイエスは思いました。人生の重荷で弱くされた人々が大勢いて、共感共苦で、はらわたがちぎれる思いがしたのです。
食べ物はわずかしかありませんでしたが、イエスは人々に「横たわる」ように言いました。当時人々は横たわって食事をしましたから、人々は「一緒に食事をしましょう」と呼びかけられたと感じたでしょう。イエスはパンを「群衆に配った」と書かれていますが、「群衆の前に置いた」という言葉です。わずかな持ち合わせを人々の前に差し出したのです。
当時お店が余りなかったので、少し遠出する時には保存食を携帯する習慣がありました。それで人々も持ちあわせの食べ物を差し出し始めました。イエスの「癒し」を経験した人々は、わずかな携帯食を分かち合う気持ちになったのです。実はそれこそが「奇跡」の始まりだったと言えます。
人々は分かち合いの食事で不思議なほど満足して余りありました。人々は体も心も「満たされた」のです。私たちも、わずかな「自分にできること」を差し出す気持ちで人々と繋がり合って生きていきたいものです。そのとき私たちは、小さな奇跡の種を蒔きながら、神さまに生かされている幸いを実感することでしょう。
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※配信は分かち合いからメッセージまでとなります。
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前 奏 − われらはここに集いて − J.S.バッハ
招 詞 詩編 第121編1−2節
賛 美 21−211
主の祈り)
交 読 文 交読詩編 第23編
賛 美 21−490
分かち合い
賛 美 − Amazing Grace − 女 性 会
聖 書 マタイによる福音書 第15章30−39節 (新共同訳新約 30頁)
祈 祷
黙 想 − まごころもてほめたたえまつらん − J.C.バッハ
説 教 「小さな奇跡が始まるとき」 山口 里子 氏
祈 祷
賛 美 「あなたの言葉は」作詞 山口里子氏
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−88(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
日本バプテスト神学校よりアピール
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