主日礼拝・聖餐式
10月4日(日) 午前10時30分より
説 教:「今は知らず、後に知るべし」
聖 書:使徒言行録16章6-10節
説教者:小野慈美牧師
「神様どうしてなのですか」と問いたくなるような不可解な状況に置かれることがあります。パウロも同様でした。彼は、第一回目の伝道旅行で廻った地域を再訪しようとしました。あくまでもアジアで伝道師しようとしていたのです。ところが「彼らはアジア州で御言葉を語ることを聖霊から禁じられ」(6)ました。「禁じられた」というのは後になって理解できたことであり、その時点では、不可解で仕方が無かったに違いありません。そして、追い込まれるようにして、トロアスの港に来ました。
その夜、パウロは幻を見た。その中で一人のマケドニア人が立って、「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」と言ってパウロに願った。パウロがこの幻を見たとき、わたしたちはすぐにマケドニアに向けて出発することにした(16:9-10)。
この文章に大切なことが示されています。使徒言行録は、ここまでは主語がすべて三人称で書かれていましたが、ここで初めて「わたしたちは」という主語が出てきます(以後20、21、27-18章)。これは、使徒言行録の著者が、このとき初めてパウロの伝道旅行に加わったことを示唆しています。それは医者のルカであり、幻の中の人物は、ルカ自身であったのではないかという説もあります。パウロは、聖霊が自分たちをマケドニアに導いておられるのだとわかったのです。マケドニアはヨーロッパの入り口です。トロアスから海を渡ったことが、福音がヨーロッパへ伝えられ、やがて全世界に広められるきっかけとなったのです。
不可解な状況の時に大切なことは、神様を信頼することです。この状況の意味はわたしたちがわからないだけであって、神様は知っておられます。パウロと同じように、後で意味が見えてくることがあるのです“あのことは、つらかったけど、あのことがあって自分は今ここにいる。そうだとするなら、手さぐりに見える今の不可解な状況も神様の御手の中にある。神様は善を意図していてくださる。だから、今は全貌が見えなくても、神様に信頼して言おう。『今は知らず、後に知るべし』と。”
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前 奏 − やすかれ、わが心よ − J.シベリウス
招 詞 イザヤ書 第30章20−21節
賛 美 21−51
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第99編
賛 美 21−393
分かち合い
賛 美 − こころを一つに − 聖 歌 隊
聖 書 使徒言行録 第16章6−10節 (新共同訳新約 245頁)
祈 祷
黙 想 − キリスト、全世界の慰めよ − J.S.バッハ
説 教 「今は知らず、後に知るべし」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21−463
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21−82
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21−148(1節,頌栄)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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