主日礼拝
11月22日(日) 午前10時30分より
説 教:「神の国の宣教」
聖 書:使徒言行録 28章17-30節
説教者:小野慈美牧師
日本のクリスチャン人口は1パーセントです。しかし、日常的に教会生活をしている現在会員という条件で数えると、0.3−0.4%とも言われます。しかもその現在会員が高齢化しているので、10年後のクリスチャン人口はかなり少なくなるという予測がなされます。数字だけを見ると、日本のキリスト教会は「絶滅危惧種」と言われてもしかたがないかもしれません。
「パウロは、・・訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた」(使徒28:30-31)。使徒言行録は淡々と終わっています。
パウロはネロ皇帝のキリスト教迫害のとき(A.D.64年頃)斬首されたと言われています。ペテロも同じころ、処刑されたと伝えられています。初代教会の中心人物がいなくなり、多くのキリスト者が殺され、当時のキリスト教会はまさに「絶滅危惧種」、存亡の危機にさらされました。
そのネロの迫害の時代から10数年たって使徒言行録が書かれました。つまり、ルカはパウロの最期を知りつつあえて言及しなかったのです。ルカはこう言いたいのです。「ネロの大迫害や指導者の死にもかかわらず、教会は滅びなかったでしょう。パウロが最後まで語り続けた福音は封じ込められることなく、今も語り伝えられているではないですか。だから、読者のみなさん、神の国の福音の力を信じ、主イエス・キリストについて、時が良くても悪くても教え続けようではありませんか」と。
この後もローマ帝国による迫害は続きました。80年代後半には皇帝ドミティアヌスによる迫害、303年には皇帝ディオクレティアヌスによるキリスト教の徹底的な大迫害がありました。しかし、福音は語り続けられ、信じる者が生まれ、受け継がれてきました。
パウロが「訪問する者はだれかれとなく歓迎し・・・神の国を宣べ伝え」たように、捜真教会においても日常的な伝道の働きが大切です。特別伝道集会だけでなく、毎週の礼拝が伝道礼拝です。日曜ごとの教会学校、主日礼拝などの日常的な営みがあってこそ、特別な伝道のわざが生かされるのです。
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賛 美 21−211
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第17編
賛 美 21−123
分かち合い
賛 美 − 刈り入れの主に − 聖 歌 隊
聖 書 使徒言行録 第28章17−31節 (新共同訳新約 270頁)
祈 祷
黙 想 − 我、汝をよぶ。主イエス・キリストよ − J.S.バッハ
説 教 「神の国の宣教」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21−403
献 金
感謝祈祷
賛 美 21−25(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
<教会・伝道所・集会所支援の日>
日本バプテスト同盟では毎年アドベントの前週の主日を「開拓伝道の日」と定めていましたが、今年度より「教会・伝道所・集会所支援の日」といたしました。バプテスト同盟の群れとして互いに支え合い、教会・伝道所・集会所の働きを覚えて祈りましょう。
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