主日礼拝・聖餐式
2月7日(日) 午前10時30分より
説 教:「自由な人として」
聖 書:ペトロの手紙T2章11-17節
説教者:小野慈美牧師
「魂に戦いをいどむ肉の欲を避けなさい」(11)とは肉体の欲求を退け禁欲的に生きなさいという意味ではありません。聖書で「肉」とは「神の霊、聖霊に逆らうような人間の生き方」を表しています。
むしろ「自由な人として生活しなさい」(16)とあります。ただし、その自由を用いて「神の僕として行動しなさい」と勧められています。「自由な人」と「神の僕」とは同じことです。私たちは、神によってこの世の支配から導き出されて自由な者とされました。しかし、それは私たちが他の人たちよりも一段高い地位に立って、自分たちはあの連中よりもましな人間なのだと、他の人々を見下すためではありません。自由人であることを誇って他の人々を見下すのではなく、むしろその自由を、強いられてではなく、自発的に他の人々に仕えていく自由として用いるのです(21)。
私たちは自分の気の向くままに生きるのが自由だと考えがちです。しかし、聖書は、それはむしろ「肉の欲」の奴隷になっているゆえに不自由だというのです。真の自由とは、愛することの困難な人をも愛することができる自由です。それは、必ずしも相手を好きにならなければならないということではありません。たとえ自分を「ののしり」、「苦しめ」(23)る人であっても、その人にもキリストの愛が注がれていることを認める事です。それが「すべての人を敬」(17)う根拠です。あなたのその言葉・行動は、主イエスが望んでおられることだろうかと問う必要があります。
「真理はあなたたちを自由に」します(ヨハネ8:32)。この真理とは、抽象的な命題ではなく、イエス・キリストご自身です。主イエスがあなたたちを自由にしてくださいます。それは、すべての人に仕える自由、赦す自由に生きるためです。「あなたがたが召されたのはこのためです。というのは、キリストもあなたがたのために苦しみを受け、その足跡に続くようにと、模範を残されたからです」(21)。これこそが「自由な人として」生きる生き方です。
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前 奏 − ほめたたえよ、力強き主を − クロッツ
招 詞 ローマの信徒への手紙 第5章1−2節
賛 美 21−51
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第95編
賛 美 21−445
分かち合い
賛 美 − イエスきみはいとうるわし − 聖 歌 隊
聖 書 ペトロの手紙T 第2章11−17節 (新共同訳新約 430頁)
祈 祷
黙 想 − メディテーション − Satkz
説 教 「自由な人として」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21−467
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21−81
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21−90(1,4節)(アーメン)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
【バプテストデー】
1873年(明治6年)2月7日、ネイサン・ブラウン、ジョナサン・ゴーブル宣教師夫妻がアメリカ北部バプテスト伝道協会から派遣されて横浜に到着、日本での宣教活動が本格的に幕を開けました。日本におけるバプテスト派の宣教開始を記念して、日本バプテスト同盟では2月の第1主日を「バプテストデー」と定めています。
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