新年礼拝
1月1日(日) 午前11時より
説 教:「主にあって強くなりなさい」
聖 書:エフェソの信徒への手紙6章10-20節
説教者:小野慈美牧師
悪魔はリアルであり、人間の心を神から引き離そうとしてさまざまな策略を用います。「サタンの最大の悪巧みは、この世にサタンなどは存在しないと人々に信じさせること」です(並木浩一先生の特伝説教より)。悪魔の策略に対して人間が自力で立ち向かおうとすれば勝てません。主の祈りの「我らを試みに逢わせず、悪より救い出したまえ」という祈りが不可欠です。この祈りは新共同訳では「わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください」(マタイ6:13)と訳されています。試みという言葉は、苦難を連想させますが、苦難それ自体は試みではないのです。試み(試練)を「人間の心を神から引き離そうとする誘惑」と定義すれば、苦難だけではなく、幸運なことや称賛されることも試みとなります。これが悪魔の策略なので、「悪い者」(悪魔)から救ってくださいという祈りとなるのです。
ですから、「苦しい時の神頼み」ではなく、「苦しい時の神離れ」のほうが実は問題なのです。苦難のときに神様が自分を離れてしまったと考えるから、「神も仏もあるものか」という言葉が出てきます。
そこで「神の武具を身に着け」(11)るのです。その武具とは信仰であり、神の言葉であり、祈りです。
今年はルターの宗教改革からちょうど500年になりますが、宗教改革の三大原理(信仰のみ・聖書のみ・万人祭司)は、きょうの聖書の個所からも裏付けられます。
信仰のみ:人が神に受け入れられるのは功績によらず、ただイエス・キリストを信じる信仰のみによります。「信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者(悪魔)の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです」(16)。苦難はバチではありません。苦難のあるなしに関係なく、神は愛のお方です。
聖書のみ:わたしたちの信仰の根拠は聖書だけであって、それ以外の権威や文書が聖書の上に立つことはありません。「霊の剣、神の言葉を取りなさい」(17)。いつも聖書を読みましょう。
万人祭司:キリスト者はだれでも、祭司などの仲保者なしに、聖霊の助けをいただいて直接神に祈ることができます。そして、その最も大きな役割は「執り成しの祈り」です。「すべての聖なる者たちのために、…祈りなさい。また、…わたしのためにも祈ってください」(19)。絶えず祈りましょう。
※礼拝配信はありません。
前 奏 - 偉大なみ神の - 北沢 憩
招 詞 詩編 第117編
賛 美 21-367(1,3,5節) 偉大なみ神の
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第130編
分かち合い
賛 美 21-401(1,2,3節)
聖 書 エフェソの信徒への手紙 第6章10-20節(新共同訳新約 359頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「主にあって強くなりなさい」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-531主イエスこそわが望み
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-391(1,4節)(アーメン)キリストよ、救いの神
祝 祷 へのリンク 小野 慈美 牧師
後 奏
2017年教会標語と主題聖句
教会標語『主によりて強し』
主題聖句「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。」(エフェソ 第6章10節)
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