主日礼拝・聖餐式
2月5日(日) 午前10時30分より
説 教:「主イエスのバプテスマ」
聖 書:ルカによる福音書3章15-23a節
説教者:小野慈美牧師
①<系図の意味>マタイは、系図をアブラハムから始めていますが、ルカは時間をさかのぼり、さらにアダムそして神にまで至っています。アダムとは「人間」という意味であり、人類を代表する存在です。すなわち、主イエスは単にアブラハムの子孫であるイスラエルのメシアであるにとどまらず、あらゆる人々のメシアであることが含意されているのです。
②<バプテスマの意味>イエスは神の子であられましたが、罪人である人間の立場となってバプテスマを受けられました。それは徹底的に人間と共にあるためでした。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました」(フィリピ2:6-7)。
③<神の宣言の意味>「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(22)という言葉は、イザヤ書の「主の僕の歌」の一つであるイザヤ42:1「見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。わたしが選び、喜び迎える者を。彼の上にわたしの霊は置かれ、彼は国々の裁きを導き出す」と関連があります。メシアとは「油注がれた者」という意味で、王の任職の際に油が注がれました。主イエスは、権力をもって征服する王ではなく、僕として人間に仕える王であることが宣言されているのです。
「バプテスマを受けて祈っておられると」(21)と記されているように、主イエスの公生涯の働きは、祈りによって始まり、「父よ、彼らをお赦しください」(ルカ22:34)という祈りによって終わりました。主イエスのこの祈りが今もわたしたちのためになされています。
1873年2月7日、アメリカンバプテストから派遣されたネイサン・ブラウン、ジョナサン・ゴーブル宣教師夫妻が横浜に上陸しました。宣教師たちは、主イエスに倣うものとして、文字通り、命がけで来日し、困難な日本語を学び、日本人に仕えました。わたしたちは、そのようなスピリットの中に生きています。わたしたちも、主イエスに仕えていただいた者として、接する人々に仕えていくのです。
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前 奏 - われら悩みの極みにありて - J.S.バッハ
招 詞 マタイによる福音書 第11章28節
賛 美 21-51 愛するイエスよ
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第86編1-9節
賛 美 - 飢えている人と - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 21-486 飢えている人と
聖 書 ルカによる福音書 第3章15-23節a (新共同訳新約 106頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「主イエスのバプテスマ」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-280 馬槽のなかに
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21-81 主の食卓を囲み
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21-90(1,4節)(アーメン) 主よ、来たり、祝したまえ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
【バプテストデー】
1873年(明治6年)2月7日、ネイサン・ブラウン、ジョナサン・ゴーブル宣教師夫妻がアメリカ北部バプテスト伝道協会から派遣されて横浜に到着、日本での宣教活動が本格的に幕を開けました。日本におけるバプテスト派の宣教開始を記念して、日本バプテスト同盟では2月の第1主日を「バプテストデー」と定めています。
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