横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

主日礼拝
2月26日(日)　午前10時30分より
説　教：「恵み深い言葉」
聖　書：ルカによる福音書4章14-30節
説教者：小野慈美牧師

主イエスはガリラヤ地方で宣教の働きをしたあと故郷ナザレに行きました。ところが、そこで語った言葉によって殺されそうになりました。ユダヤ人たちが怒ったのは二つの理由からでした。
1)ご自分がメシアであると宣言なさった。
「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれた」(18)｡ これはイザヤ書61:1の引用です。そして、「『この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した』」(21)と宣言なさいました。「メシア」は「救い主」と訳されますが、元々は「油注がれた者」という意味です。つまり、間接的ではありますが、ご自分がメシアであると言われたのです。ついこの間まで｢大工のイエス｣だった男がメシアだと宣言したので人々は反発を覚えたのです。
2)神の救いがユダヤ人を超えて異邦人にも広がるのだと宣言なさった。
偉大な預言者であるエリヤとエリシャがユダヤ人ではなく、異邦人を救ったことを例に挙げ(25-27)、神の救いはユダヤ人だけではなく、異邦人にも及ぶのだと宣言されました。これが、「自分たちは異邦人たちより上だ」と思っていたユダヤ人の怒りを買い、主イエスを殺そうとしたのです(28,29)。
①もし、わたしたちが、自分より立場が下あるいは同レベルと思える人の言葉をすなおに聞くことができないとしたら、この時のユダヤ人と同じです。語られている内容に同意できないからではなく、負けたくないというプライドが､聞くことを妨げます。それが主イエスを十字架へ追いやるのです。
②ユダヤ人は、異邦人に対して「あんな連中と同じにしてほしくない」と思っていました。わたしたちも、あんな人と同じにしてほしくないと他者を見下しているとしたらこの時のユダヤ人と同じです。
キリスト者とは、「自分はあいつよりましだ」と見下げている人と同じように、自分も罪の赦しが必要な人間なのだということを率直に認める人です。それは快いことではなく、痛みを伴います。しかし感謝すべきことに、神に対して悔い改めて正直に罪を言い表すとき、罪の赦しと解放を与えられます(詩32:1-5)。主イエスの言葉は一見厳しい言葉であっても、やはり｢恵み深いことば｣(22)なのです。

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主の祈り
交　読　文　　　交読詩編 第３２編
賛　　　美　　　－ 飢えている人と －　　　　　　　　　　　　聖　歌　隊
分かち合い
賛　　　美　　　２１－４８６ 飢えている人と
聖　　　書　　　ルカによる福音書 第４章１４－３０節　　（新共同訳新約 107頁）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「恵み深い言葉」　　　　　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２１－２８８ 恵みにかがやき
献　　　金
感謝祈祷
賛　　　美　　　２１－９０（４節）（アーメン） 主よ、来たり、祝したまえ
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　小野 慈美 牧師
後　　　奏
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