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横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

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礼拝Worship

  メッセージ > 先週までの礼拝 > 2017年4月9日

先週の礼拝

主日礼拝(棕櫚の主日)
4月9日(日) 午前10時30分より
説 教:「十字架を仰ぐ」
聖 書:ルカによる福音書23章26-49節
説教者:小野慈美牧師

一般に正しいと思われていることに一見反するようだが、実は真理であることを逆説(パラドックス)と言います。キリスト教の信仰は、逆説的真理に出会ってそれを受け容れることだと言うことができます。
(1)一般的な真理と逆説的真理。「もしメシアなら、自分を救うがよい」という言葉に代表されるように、奇跡を起こして十字架からおりたらメシアだ、人間の願いや願望をかなえてくれてこそ神だ、というのが一般的な信仰理解です。しかし、何もできずに十字架で死ぬことがメシアの救いの業だったというのが逆説的真理です。
(2)逆説的真理に出会った人々。
①百人隊長②犯罪人の一人。一般に十字架の死刑囚は苦痛のあまり、恨みをわめきちらして死んでいきます。そんな光景を見慣れていた百人隊長にとって、また横で同じ苦しみを味わっている死刑囚にとって、とりなしの祈りをするイエスの姿は信じがたいことでした。この方こそメシアだという逆説的真理に出会ったのです。③シモンというキレネ人(26)に注目しましょう。彼は過越の祭りに合わせてエルサレムに巡礼に来ていた外国在住のユダヤ人でした。そして主が疲れて担えなくなった十字架を、たまたま背負わされることになりました。彼のその後の生涯のヒントが聖書に残されています。「アレクサンドロとルフォスの父でシモンというキレネ人」(マルコ15:21)、「主に結ばれている選ばれた者ルフォス」(ローマ16:13)。マルコは「ローマ教会のルフォスさんのお父様がこのシモンさんです」と言いたかったのでしょう。シモンは、自分が代わりに十字架を担わされることになったこの人物こそメシアだと信じました。その後、彼は、エルサレムに残り弟子集団に加わったと思われます。
(3)わたしたちも逆説的真理に出会う。思いがけない重荷を背負わされて自分の描いた人生とは違った生き方を強いられることがあります。自分の人生が狂わされてしまったと感じるとき、このシモンと同じです。
自分を愛するということは、自分の人生を神に愛されている人生と受け止めることです。自分に起こったことを「良い」と受け容れなければならないということではありません。理解しがたいことがあるが、なお、神はわたしを愛していてくださると信じるのです。しかし、実際はひそかに神を恨みがちなわたしたちのために、主は「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(34)と今も祈り続けていてくださいます。逆説的な真理に出会うということは、この祈りが、まさにわたしのためであることに気づくことです。

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前   奏   - 恵み深きイエスを迎えよ - バッハ
招   詞   詩編117編1-2節
賛   美   - ダビデの子ホサナ -         キッズクワイア・ジュニア聖歌隊
賛   美   21-308 - 栄光と賛美とほまれ - キッズクワイア・ジュニア聖歌隊
        (会衆は、「答唱」の部分を歌います)
主の祈り   (週報の最終頁をご参照ください)
交 読 文   交読詩編 第118編1-9節
賛   美   - 棕櫚の葉 -             ジュニア聖歌隊
分かち合い   
賛   美   21-441 信仰をもて
聖   書   ルカによる福音書 第23章26-49節 (新共同訳新約 158頁)
祈   祷   
黙   想   
説   教   「十字架を仰ぐ」            小野 慈美 牧師
祈   祷
賛   美   21-300 十字架のもとに
献   金 
感謝祈祷
賛   美   21-25 父・子・聖霊に
祝   祷                       小野 慈美 牧師
後   奏

礼拝堂正面のイエス様Soshin Baptist Church捜真バプテスト教会

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