主日礼拝・聖餐式主日礼拝
5月7日(日) 午前10時30分より
説 教:「主のみわざを賛美しよう」
聖 書:詩編95編1-11節
説教者:小野慈美牧師
賛美とは、うれしさの表現ではありません。「神は信頼できるお方だ」と宣言することです。
詩編には、嘆きや悲しみの言葉も多いですが、それらも祈りの形の一つです。苦難や悲しみのとき、その思いを神にぶつけることができるのは信頼できるからです。
イスラエルの民は、長い間エジプトで奴隷状態にありました。民の叫びを神が聞いてくださり、神はモーセを立てて、いくつものみわざによって、イスラエルの民を救い出されました。そして、民は意気揚々と約束の地に向かって旅を始めたのでした。しかし、彼らのうれしい気分は長続きしませんでした。荒野を旅することは決して楽ではなかったからです。食料に困り、そして水にも困りました。そのとき、彼らは神の救いのみわざを忘れ、目先の困難さに心が支配されて、祈ることをせずにつぶやいたのです(95:8)。そこで神はモーセに岩を打つように命じ、モーセが杖で岩をたたくと水が出てきました。「彼は、その場所をマサ(試し)とメリバ(争い)と名付け」(出エジプト17:7)ました。イスラエルの民は「わたし(神)の業をみながら、なおわたしを試した」(95:9)からです。
わたしたち一人ひとりに対しても神の業は為されてきました。ただ、わたしたちがそれに気づかなかったり、否定的な側面にのみ目を留めたりするために、つぶやいてしまうことがあります。そのようなとき、この詩編の作者は訴えます。天地万物を創られた主が、「わたしたちを造」り(6)、恵み深いお方なのだから、どのようなときにも、そのお方に信頼していこう。主なる神を賛美しよう、と。
思い出して見ましょう。自分の思いにまさる神様の「みわざ」があったではありませんか。自分の願望とは違ったけれど、神様は祈りを聞いてくださったではありませんか。わたしたちには、ものごとの全てを見通すことができないけれども、信頼してお任せしましょう。信仰とは信頼です。そしてその信頼の表現が賛美です(1-3,6b-7)。そして、神の「みわざ」の最たるものは、主イエスキリストの十字架と復活です。「御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか」(ローマ8:32)。神が真実な方であると信頼して、賛美しましょう。
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前 奏 - 今日 神のみ子は凱旋する - J.S.バッハ
招 詞 詩編 第117編1-2節
賛 美 21-18 「心を高くあげよ!」
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第98編
賛 美 -新しい時をめざし - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 21-480 新しい時をめざし
聖 書 詩編 第95編1-11節 (新共同訳旧約 933頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「主のみわざを賛美しよう」 小野 慈美 牧師
祈 祷
任 職 式 教会音楽奉仕者
賛 美 21-458 信仰こそ旅路を
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 賛 美 21-80(1,2,4節) 今 与えられる
聖書朗読と感謝祈祷
配 餐
賛 美 21-92(1,3節)(アーメン) 主よ、わたしたちの主よ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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