主日礼拝
5月21日(日) 午前10時30分より
説 教:「新しくされた人」
聖 書:ルカによる福音書5章33-39節
説教者:小野慈美牧師
「古い革袋」(5:37)とは、自分が固執している生き方、価値観です。それは突き詰めて考えると、業績主義です。主イエスは、ファリサイ人たちが大事にしていた断食その他の行いを否定しているのではありません。断食や祈りを、「業績」として、神や人の前で誇ろうとする生き方、それらの行いによって、宗教的に高い立場を求めようとする生き方を問題とされたのです。
人間は不完全ですから、行いによって神様に認めていただこうとするならば、どうしても自己弁護をしたくなるし、また、自他からの追及をかわすために、自分はこれだけがんばっています、これだけの業績を積んでいます、断食をしていますよ、奉仕をしていますよ、献金をしていますよ、と誇ろうとします。しかし、どんなにがんばっても「これで十分」という安心感は持てません。だから、もっとがんばらねばという思いに駆られ苦しいのです。そして、自分だけ苦しいのはいやなので、矛先が他者に向かっていくのです。「あの人はどうして断食しないのですか。わたしはこんなにがんばっているのに、生ぬるいではないですか」と。そして、心はどんどん硬直していきます。自分も苦しいし、人に対しても絶えず批判的になります。
「古い革袋」は、自分の力で自分の存在を確認しよう、自分がたいしたものなのだと思いたいという、「行いによる義」を象徴しています。しかし、主イエスがもたらしてくださったものは一方的に与えてくださる赦しと、神の子という最高の立場です。
「御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実またそのとおりです」(Ⅰヨハネ3:1)。
では、わたしたちがすべきことは何でしょうか。神様に対して自分の立場を良く見せようとする生き方、神の前で言い訳をし、自己正当化をしようとする、「古い革袋」を捨てることです。神様がわたしを「神の子」(我が子)とお呼びくださるという約束を信じ、受け入れることです。そして、新しくされた人として生き始めることです。
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前 奏 - 心の底より 神に感謝せん - J.G.ワルター
招 詞 ローマの信徒への手紙 第12章14-17節
賛 美 21-205 今日は光が
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第93編
賛 美 - 立琴かきならし - ジュニア聖歌隊
分かち合い
賛 美 21-480 新しい時をめざし
聖 書 ルカによる福音書 第5章33-39節 (新共同訳新約 111頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「新しくされた人」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-475 あめなるよろこび
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-92(1,3節)(アーメン) 主よ、わたしたちの主よ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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