横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

アドベント第2主日礼拝
12月10日(日)　午前10時30分より
メッセージ：「ヨセフ：偉大な脇役」
聖　書：マタイによる福音書1章18-25節
説教者：小野慈美牧師

ヨセフには一切セリフがありません。その意味では、ヨセフは脇役ですが、実に偉大な脇役でした。
｢母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった｣(18)｡マリアは「聖霊によってみごもった」と説明しますが、そんなこと信じられるはずもなくヨセフは苦悩します。｢夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した｣(19)。「正しい人」とは、律法的に落ち度のない人という意味ですが、彼がこの意味での正しさを貫こうとしたら、マリアの罪を表ざたにしなければなりませんでした｣(申命記22:23-24参照)｡しかし、旧約の｢正義｣は、弱い立場の人々への配慮を示しています。ヨセフは、単なる律法の順守という意味での正しさ以上の本当の正義、神の正しさを知っていました。それは、自分にも注がれている神様からの憐み。自分もまた、赦されなければならない者であることを知っている人だけが持つ他人への優しさでした。そこで、彼はひそかに縁を切ろうとした。つまり、ヨセフは、マリアを身ごもらせておいて、気が変わってマリアを捨てたということにしようと考えたのです。「このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである」(20)
天使の言葉を聞いて、ヨセフはマリアの言葉が本当だったことを知りました。しかし、世間からは、マリアは律法に反したふしだらな女性だと見られ続けます。ヨセフは夫としてこれから待ち受けている困難な人生を承知の上で、この天使の言葉を受け入れたのです。ここに彼の偉大さがあります。
｢イエス｣とは、ヘブライ語では｢ヨシュア｣で､｢主は救う｣という意味です。｢この子は自分の民を罪から救うからである｣という説明があるのはそのためです。この幼子は、やがてあらゆる人間の罪を赦し、救うために十字架につかれます。ヨセフは、比較的若くして死んだので、イエスが偉大な存在なのかを知ることもなく、ただ淡々と仕事をして、家族を支え、平凡と思われる人生を終えました。
｢インマヌエル｣(神は我らと共におられる)とは、神があらゆる人の人生を大事にしておられるというお約束です。ヨセフはそのことを信じて、脇役としての人生を生き切ったのです。

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前　 　奏　　　－ 来たりたまえ われらの主よ －　C.フランク
招　 　詞　　　 イザヤ書 第７章１４節
賛　　　美　　　２１－２３５ 久しく待ちにし
主の祈り
交　読　文　　　 交読詩編 第９８編
賛　　　美　　　－ 主なるひとりごイエスキリストよ －　　　　聖　歌　隊
分かち合い　　　　　　　
賛　　　美　　　２１－２４４ （1,2,5節）キリストは明日おいでになる
聖　　　書　　 マタイによる福音書 第１章１８－２５節　　（新共同訳新約1頁）
祈　　　祷　　　
黙　　　想　　　　
説　　　教　　　「ヨセフ：偉大な脇役」　　　　　　　　　 　 小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２１－２４６ （1,2,3節）天のかなたから
献　　　金　
感謝祈祷
賛　　　美　　　２１－２５ 父･子･聖霊に
祝　　　祷 小野 慈美 牧師
後　　　奏

＜クリスマスバザー＞
12月10日(日)　 12：00-14：00
場所：園庭・幼稚園１F
12月10日(日)12時より、クリスマスバザーを開催しました。好天に恵まれ、大勢の方々がスタッフとして奉仕してくださり、100名を超える来客がありました。恵みの内にバザーを終えられたことを感謝します。