アドベント第3主日礼拝
12月17日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「羊飼い:意外な目撃者」
聖 書:ルカによる福音書2章8-21節
説教者:小野慈美牧師
1)意外な目撃者 羊飼いは当時は最も卑賤な職業の一つとして数えられていた。ユダヤ教の指導者たちからは「罪人」、宗教的な失格者と言われ、神様の恵みをいただくにはふさわしくないとみなされていた。救い主が生まれたとしても、羊飼いである自分たちが近づけるはずがないと思っていた。社会の底辺で生きることを強いられ、しかも、どんなにがんばっても、一生変わりばえのしない生活。神から忘れられていると思っていた彼らが、救い主の最初の目撃者となった。
2)意外なしるし:飼い葉おけの乳飲み子 彼らは天使のみ告げを信じ、手ぶらでベツレヘムに向かった。みずぼらしい身なりでも近づくことができた。偉大なる神の独り子が、なんと無防備な赤ちゃんとして庶民の家でお生まれになった。だから、わたしたちもそのままの身なりで、手ぶらでいっても大丈夫。拒絶されることはない。「遠慮は要りません。どうぞお入りください」と招かれている。
3)意外な視線 神はわたしたちの上におられるというのが普通のイメージ。しかし、飼い葉おけの中の乳飲み子は、羊飼いたちを下から見上げる位置におられた。わたしたちは、否定的な思いにとらえられているとき、「こんなところに神は来てくださるはずがない」と決め込んでうなだれる。神が上にいて人間を見下ろしていると思うから、自分ほど神から遠い者はいないと思い込んでしまう。
しかし、驚くことに、わたしたちの救い主は下におられる。主イエスは、うなだれているわたしたちを下から見上げ、「あなたも神様に覚えられているよ」と語ってくださる。わたしたちはこの主イエスのまなざしから逃げられない。
4)賛美の理由 彼らは幼子を礼拝した後「賛美しながら帰っていった」(20)。そこは今までと変わらない生活の場。しかし、大きな変化が起こった。それは「神が、自分たちのような取るに足らない者をも心にかけていてくださる」ことを知ったこと。自分たちはこの世界にとって価値のない存在だと思っていたのに、尊い者だと神は言ってくださる。だから、これからは誇りをもって生きていくことができる。
わたしたちが、きょうの午後帰って行く生活の場は、けさ出てきたところと同じです。しかし、そこにも飼い葉おけがあります。その生活の場こそが、神が愛を注いでいてくださるところなのです。
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前 奏 - ベツレヘムの旅 -
招 詞 イザヤ書 第60章1-2節
賛 美 21-229 (1,3,5節)いま来たりませ
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第111編
賛 美 - このみどりごは誰でしょう - ジュニア聖歌隊
分かち合い
賛 美 21-244(1,4,5節) キリストは明日おいでになる
聖 書 ルカによる福音書 第2章8節-21節 (新共同訳新約103頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「羊飼い:意外な目撃者」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-263 あら野のはてに
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-259(1,4節)(アーメン) いそぎ来たれ、主にある民
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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