主日礼拝(受難節第5主日)
3月18日(日) 午前10時30分より
メッセージ:「最高のネームバリュー」
聖 書:ルカによる福音書 第10章17-24節
説教者:小野慈美牧師
「ネーム・バリュー」とは和製英語でして、value of a name, established reputationというのが正しいそうです。名前の持つ価値、知名度の意味です。イエス・キリストのネーム・バリューは、最高で永遠です。なぜならイエスは、まことの神が見える形でこの世に来てくださったお方のお名前だからです。
「あなたがたの見ているもの」(23)とはナザレのイエスのことです。旧約聖書で予言されていたメシア(救い主)が、ナザレのイエスであり、そのことを証言しているのが新約聖書です。わたしたちは、聖書の証言を通してイエス・キリストを知り、さらに聖霊の導きによって、このお方がまことの神であり、救い主であることを信じます。このことを信じた者には、最高のネーム・バリューを持つ「イエス」というお名前を使う権威が与えられています。そのことを謙虚に大胆に喜びましょう。
①謙虚にとは、その権威は自分の持ち物ではないことをわきまえていることです。
「これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました」(21)。
「幼子のような者」とは、己の無力さを知っている者、全幅の信頼を置いて神に依り頼む者のことです。
②大胆にとは、たとえわたしたちが小さくても、その権威を用いて良いことを信じることです。
「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します」(17)。
弟子たちと同様、キリスト者にはイエスのお名前を使うことが許されています。具体的には主イエスの名によって祈るということです。わたしたちは知らず知らずのうちにさまざまなものに支配されています。占いを気にしたり、縁起をかついだりします。また、いとも簡単に憎しみや裁きの思いに引きずられてしまいます。そのようなときに、「主イエスのお名前によって、恐れの霊よ、不安の霊よ、憎しみの霊よ、裁きあう霊よ、出て行け」と宣言してよいのです。また主イエスのお名前によって、執り成すことができます。「主イエスのお名前によって祈ります。この方を祝福して下さい。この方の恐れを、不安を、あなたが支配してください」と。祈りの最後に「イエス様のお名前によって祈ります」と言います。これは単なる決まり文句やおまじないではありません。本当に生きておられ、この祈りを聞いておられ、あらゆるものにまさる権威を持っておられるお方のお名前を通して祈るなら、祈る自分は何物でもないけれど、イエスのお名前によって、わたしたちの祈りは力と権威を与えられるのです。
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前 奏 - 力を貸してください、主よ - バッハ
招 詞 詩編 第24編3-5節
賛 美 21-297 栄えの主イェスの
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第133編
賛 美 - 主よ この時代に - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 21-313 愛するイェス
聖 書 ルカによる福音書 第10章17-24節 (新共同訳新約126頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「最高のネームバリュー」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 21-92 主よ、わたしたちの主よ
献 金
感謝祈祷
賛 美 21-167(1節,頌栄)(アーメン) 天にいます神よ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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