横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

先週の礼拝

主日礼拝（クリスマス）
12月23日(日)　午前10時30分より
メッセージ：「不可能を可能にするもの」
聖　書：ルカによる福音書1章26-38節
説教者：小野慈美牧師

①受胎告知：マリアは、天使ガブリエルのみ告げを聞きました。「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」(1:31)｡マリアは何のことやらわからず尋ねます。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」(34)。当然の問いです。それに対し天使は不可能と思われることを告げます。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。…神にできないことは何一つない」(35,37)｡マリアは答えました。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」(37)。
②願望と希望:「願望」とは、こうであったらよいのにという人間の願いです。だから実現しないこともある。わたしたちが神に失望したり､神への信仰を失う時、それは、単に願望がかなわなかったからなのではないか。しかし、聖書のいう｢希望｣とは、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じる」(45)ことであり、この希望は裏切られることはないのです｡「神にできないことは何一つない」を、自分の願望を神は必ずかなえてくださると理解するならば失望します。この言葉は、「神の御意思(お言葉)であれば、必ず実現する」という意味です。もちろん、わたしたちが出会う現実について、具体的なことがすべて聖書に書いてあるわけではありません。大切なのは、何が神の御心であり、何が神の御心でないのか、祈りつつ導いていただくことです。
③不可能を可能にするもの：それは神の御心に対する信頼です。神の御心でなければ実現しないし、御心であれば実現するのです｡神の御心は三つの仕方で示されます。①聖書の言葉を通して、②祈りの中で、③状況を通して。人間的には不可能と思えることでも、主の御心であるならば実現するのです。
④マリアの「幸い」：「お言葉通り、この身になりますように」と言ってマリアは神の御心を受け容れました。しかし、その後の人生は苦難に満ちたものでした。夫ヨセフを早く亡くし、息子が犯罪者として十字架につけられるのを目撃するという、母親としては耐え難い経験をするのです。それにもかかわらず「今から後、いつの世の人も、わたしを幸いな者というでしょう」(48)という言葉が福音書に残されたのは、50歳を過ぎたマリアが、かつての自分をふりかえって、あの時自分が「幸いな者」だと言ったことは間違っていなかったと初代教会の仲間に語ったからです。
　何よりも、神の御心を求めましょう。そして、御心が示されたなら、神に信頼しましょう。そして、信頼したなら、その上で自分のできることに取り組みましょう。

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■開始-聖書朗読まで

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■バプテスマ式後-

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前　　　奏　　　　－ ＜メサイア＞より田園交響曲 －　G.F.ヘンデル
招　　　詞　　　　イザヤ書 第９章５節
賛　　　美　　　　２１－２４８（１,２節）エッサイの根より
主の祈り
交　読　文　　　　交読詩編 第９８編
賛　　　美　　　－ Vivaldi “GLORIA”より、「主をほめたたえん」 －　　　　 　　　二　重　唱
教会の信仰告白
信仰告白　　　　安藤姉、中原姉
分かち合い
賛　　　美　　　２１－２６０ いざ歌え、いざ祝え　　　　
聖　　　書　　　 ルカによる福音書 第１章２６－３８節　（新共同訳新約 100頁）
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「不可能を可能にするもの」　　 　　　　　　　小野 慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　２１－１７５（１,２,５節）わが心は
献　　　金
感謝祈祷
バプテスマ式　　２１－２６５ 天なる神には
賛　　　美　　　２１－２６２（１,２節）（アーメン）聞け、天使の歌
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 小野 慈美 牧師
特別賛美 － Vivaldi “GLORIA”より、
「イエス・キリストだけが聖なる主」「聖霊と共に父なる神の栄光の内に」－聖　歌　隊

12月23日のクリスマス礼拝において、2名の姉妹がバプテスマを受け、教会員として加えられました。