年
10月27日 午前10時30分より
(宗教改革記念)
メッセージ:「聖なる祭司」
聖書:ペトロの手紙Ⅰ2章1節-10節
説教者:小野慈美牧師
宗教改革の三大原理は①聖書のみ(聖書主義) ②信仰のみ(信仰義認) ③万人祭司です。
今年は万人祭司を取り上げます。万人祭司とは、聖職者以外の一般信徒も、イエス・キリストを通して、聖職者の仲介なしに直接神に近づくことができる。また、この世に対して、祭司(執り成し手)としての役割を担っているということです。
Ⅰ<万人祭司は万人牧師ではない>
バプテスト教会では、牧師も信徒です。神の前ではあくまでも一信徒であり、特別な人間なのではありません。しかし、神の言葉を取り次ぎ、教会を牧するという「特別の務め」のために神が伝道者をお立てになります。初代教会の使徒たちは、信徒たちに祈りの支援を訴えました。「わたしが適切な言葉を用いて話し、福音の神秘を大胆に示すことができるように、わたしのためにも祈ってください」(エフェソ6:19)。この祈りは伝道者の力となるだけでなく、祈る人自身をも益することになります。説教は一面では貧しい「人間の言葉」ですが、聖霊の助けによって、「神の言葉」として語られ聞かれるという奇跡が起こります。そのためにも説教者のための祈りが不可欠です。
Ⅱ<キリスト者はすべて「聖なる祭司」(5)である>祭司の二つの大切な務め。
①教会を形成する。(「あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい」(5))。一人一人が重要であり、互いが互いを必要としています。イエス・キリストを信じる信仰によってつながり合い、キリストのからだである教会を形成します。
②世に証しをする。「主が恵み深い方だということを味わい」、神の「力ある業」を宣べ伝える。
証しは、必ずしも雄弁に語ることを意味しません。ときには、無言の行い、共感の涙が力強い証しとなることもあります。また、誰かのために取りなしの祈りをすることも祭司の大切な務めです。そして、聖なる祭司として生きる原動力は、「霊の乳」(2)を飲み続けること、「主が恵み深い方であることを味わい」(3)続けること、どんなときでも「この主のもとに来」(4)ることです。
神様は、①皆さんお一人お一人を教会の大切な部分として招いておられます。そして、②この世界に愛の交わりを広める神の使者として用いてくださいます。自分を見くびってはなりません。あなた自身は小さく弱くとも、あなたをお用いくださる神は力あるお方だからです。
※礼拝視聴の映像はありません。
前 奏 - われら苦しみの極みにありて - J.S.バッハ
招 詞 ヘブライ人への手紙 第4章14-15節
賛 美 50 みことばもて主よ
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第46編
賛 美 - 神はわが砦 - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 113 いかに幸いな人
聖 書 ペトロの手紙Ⅰ 第2章1-10節 (新共同訳新約 429)
祈 祷
黙 想
説 教 「聖なる祭司」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 377(1,3,4節) 神はわが砦
献 金
感謝祈祷
賛 美 88(アーメン) 心に愛を
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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