年
11月24日 午前10時30分より
メッセージ:「想定外の方法」
聖書:ヨシュア記6章12節-20節
説教者:小野慈美牧師
イスラエルの民は、ヨシュアに導かれ、ヨルダン川を渡り、約束の地カナンに入って行きました。しかし、そこには、行く手を阻むさまざまな壁がありました。最初の壁は、エリコという町でした。イスラエルが約束の地に入っていくためには、まず、エリコと戦わねばならなかったのです。そのとき、彼らはどのようにしたのでしょうか。私たちが様々な壁にぶつかったときのヒントが示されています。
①神の導きに従う。民が命じられたことは実に奇妙な作戦でしたが、民は神の言葉に従いました。
兵士の一団、角笛を持った七人の祭司、主の箱、さらに、兵士の一団が、エリコの城壁の周りを黙々と一周したのです。主の箱(神の箱)とは、十戒を刻んだ二枚の石の板が入ったもので、神の臨在(Presence)の象徴です。神の言葉を中心に、神の臨在を宣言する角笛の音だけが響き渡ります。
②神のなさり方を信頼する。六日間、祭司が角笛を吹きながら、兵士たちはエリコの周囲を黙って一周しました。「いったい何になるのか。むだに時間を過ごしているのではないか」と疑問を持つ者もあったかもしれません。しかし、彼らは神に信頼して続けました。そして、七日目は早朝から始め、前日まで行ったことを七回繰り返しました。その後、祭司たちが角笛を長く吹き鳴らすと、民は一斉に鬨の声を上げました。すると、エリコの町を取り囲んでいた城壁が崩れ落ちて、イスラエルはエリコを占領したのです。イスラエルの民は、城壁を壊すための軍事行動は何もしなかったのですが、神は想定外の方法で壁を崩されたのです。
③神の時を待つ。ギリシャ語で「時」を表す言葉にクロノスとカイロスがあります。クロノスとは、時計が刻む時間のことです。カイロスとは、時が満ちるという場合の「時」、決定的な時です。神の時でなければ、人間がどんなに画策してもうまくいきませんが、神の時が来れば、神のなさり方で、しかも想定外の方法で、みわざを進めてくださいます。
私たちも大きな壁にぶつかったとき、いろいろと策を練ります。しかし、何かをする前に私たちはまず神の導きを求めることです。もちろん、何もしないのではなく、与えられた状況の中で出来ることはしますが、「神の時」を待つのです。神は想定外の方法で、みわざを進めておられます。神が何もしてくださらないかに見える時にも、神のご臨在があることを忘れないことです。神の箱(神の言葉)を中心に歩むのです。教会がそのことをおろそかにして動き回るとしたら、教会ではなくなります。
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前 奏 - いと高きところには神にのみ栄光 - G.ベーム
招 詞 詩編 第30編5-6節
賛 美 223(1,3,7節) 造られたものは
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第100編
賛 美 - 刈り入れの主を - 聖 歌 隊
賛 美 170(1,5,6節) わが魂よ、主をたたえよ
分かち合い
聖 書 ヨシュア記 第6章12-20節 (新共同訳旧約 347頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「想定外の方法」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 467 われらを導く
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感謝祈祷
賛 美 主イエスはきずな
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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