3月1日 午前10時30分より
メッセージ:「ばたばたしない」
聖書:ルカによる福音書21章5節-19節
説教者:小野慈美牧師
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Ⅰ)神殿崩壊の予告(5-6)弟子たちはヘロデの神殿を見て感嘆しました。しかし主イエスはこの神殿が破壊される日が来ることを予言しました。実際40年後の紀元70年に神殿はローマによって破壊されました。ルカ福音書は紀元80年頃に書かれたと考えられますから、ルカは既に起こった出来事を踏まえてこのことを書いています。主イエスの生の言葉は紀元30年頃に語られたのですが、ルカは紀元80年の人々に対して、「ほら、イエス様はこのように言っておられたでしょう」と書いているのです。
Ⅱ)世の終わりについての問答(7-19)神殿破壊は世の終わりの出来事と考えた弟子たちが、尋ねました。
<問1>世の終わりはいつ来るのか。これについては、「その日、その時は、誰も知らない。天使たちも子も知らない。父だけがごぞんじである」(マルコ13:32)と答えられました。
<問2>世の終わりの徴は何か。主イエスは四つのことを挙げておられます。①偽キリストの出現 ②戦争、暴動 ③地震、飢饉や疫病 ④キリスト者に対する迫害。特に迫害は、初代教会の読者たちにとっては、今現在起こっていることでした。だから、彼らは、迫害が決して意外なことではないことを知らされ励まされました。「苦しいことではあるけれど、主は、私たちの状況をご存じなのだ。だから、耐え忍びなさい」というメッセージです。だから「惑わされないように気を付け」(8)「おびえてはならない」(9)のです。
Ⅲ)私たちへのメッセージ 今の日本には、信仰ゆえの迫害はありませんが、信仰がゆさぶられるようなことはあります。それに対して主イエスは二つのことを示されました。
①忍耐 「忍耐によって、…命を勝ち取りなさい」(19)
信仰を持てば、困難がすぐに無くなるのであれば、耐え忍ぶ必要はありません。耐え忍んでいるとき、主イエスは遠くにおられるのではなく、そのときこそ、私たちと共におられ、支えていてくださるのです。
②希望 信仰ゆえの苦難があるかもしれない(12-17)。しかし、どのような仕方で天に召されようとも、私たちの存在は完全に(髪の毛一本でさえ)神様の御手の中にあるのです。「希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです」(ローマ5:5)。
おびえることは、神様がこの世界を支配しておられることを忘れることから生じます。私たちの「髪の毛の一本もなくならない」(18)と約束しておられる神様に信頼し、「ばたばたしないで」落ち着いて歩みましょう。
前 奏 - 見よ、十字架を - G.ラファエル
招 詞 詩編 134編
賛 美 16(1,3,5節) われらの主こそは
主の祈り
交 読 文 交読詩編 第121編
賛 美 - 見よ、十字架を - 聖 歌 隊
分かち合い
賛 美 295(1,4,6節) 見よ、十字架を
聖 書 ルカによる福音書 第21章5-19節 (新共同訳新約 151頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「ばたばたしない」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 532 やすかれ、わがこころよ
献 金
感謝祈祷
賛 美 神はあなたと共にいる
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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