3月8日 午前10時30分より
メッセージ:「滅びない言葉」
聖書:ルカによる福音書21章20節-38節
説教者:小野慈美牧師
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ルカ21章は、世の終わり、終末について書かれています。そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る(27)。「人の子」とは、イエス様がご自身を指して使われた言葉です。「雲に乗ってくる」の「雲」とは、神様の臨在の象徴であって、キリストの再臨を示しています。そのときには、「このようなこと」(20-28)が起こるのだと言われているのです。
「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」(33)とは、この世で永遠のものは無く、あらゆるものは必ず滅びる。だから、滅びるものに自分の存在を預けるようなことはしてはならない。主イエスの言葉、神の言葉に信頼せよとの勧めです。神の言葉は神のご意思であり、神ご自身です。神の言葉は、語られたとたん消えてしまうものではなく、語られたら永遠に変わらないのです。
私たちは、やがて「人の子の前に立つ」(36)ときが来ます。それが、個人の死の時であれ、世の終わりのキリストの再臨のときであれ、そのとき、私たちを支えるのは、地上で成し遂げた業績や表彰状や勲章ではない。私たちのよりどころは、神の恵みの言葉です。
「主は憐れみ深く、恵みに富み、忍耐強く、慈しみは大きい。永久に責めることはなく、とこしえに怒り続けられることはない。主はわたしたちを罪に応じてあしらわれることなく、わたしたちの悪に従って報いられることもない」(詩103:8-10)。この約束を保証してくださるのが、イエス・キリスト十字架です。主イエスは、最後の晩餐で弟子たちに言われました。「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな」(ヨハネ14:27)。
「人の子の前に立つ」とは、死ぬとき、あるいは、世の終わりのときだと申し上げましたが、実は今この礼拝の場で、私たちは、「人の子」、主イエスの前に立っているのです。それは、「決して滅びない」言葉を聴くためです。今、わたしたちの世界は、コロナウィルスの脅威におびえています。冷静に「正しく恐れる」ことは必要です。しかし、今、わたしたちを支配しているのは、心騒がせる不安であり、おびえです。
この世界を支配しているのは、わけのわからない力なのではなく、主イエス・キリストにおいてご自身をお示しくださった、愛と真実の神です。その神があらゆるものを越えて支配しておられることを信頼しましょう。
前 奏 - 見よ、十字架を - カルク=エーレルト
招 詞 コリントの信徒への手紙Ⅱ 第3章6節
賛 美 299(1,2,4節) うつりゆく世にも
主の祈り
賛 美 - 神の国の命の木よ - 聖 歌 隊
分かち合い
聖 書 ルカによる福音書 第21章20-38節 (新共同訳新約 152頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「時を見分ける」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 529(1,2,4節) 主よ、わが身を
献 金 (※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 27 父・子・聖霊の
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
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