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礼拝Worship

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2020/4/12の礼拝


イースター主日礼拝
4月12日 午前10時30分より
メッセージ:「心を燃やす言葉」 
聖書:ルカによる福音書24章13節-35節
説教者:小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

再生開始後、画面中央右側の上下方向の矢印をクリックすると全画面になります。

 主イエスがよみがえった日、エマオに向かう「二人の弟子」に、主イエスが現れました。しかし、「二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった」(13)のです。弟子たちは自分たちの現実認識に支配されて、他の可能性が考えられない。イエスは死んだと思い込んでいたので、イエスが見えていても見えないのです。
 二人は、イエスを民族的な解放者であるメシアと期待していたので、イエスの死により希望を失いました。主イエスは彼らの失望の話を最後までお聞きになりました(19-24)。しかし、そこにうずくまってしまうことから二人を引き上げようとされました。弟子たちを決して見捨てずに、忍耐強く、(旧約)聖書全体にわたってご自分のことを解き明かされました(25-27)。彼らはその話を聞きながら心が熱くなるのを感じたのですが、どうしてなのかはまだわかりませんでした。エマオに着いたとき、別れることも可能でした。しかし、心の深いところで何かを感じ始めていたので、彼らはイエスを無理に引き留めました(29)。
 食事の席で「イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しにな」(30)りました。おそらくここはクレオパの家ですから、パンを裂くのはクレオパの役目です。しかし、ここで主イエスが主人の役割をなさっているのは、このパンが単に食物としてのパンではなく、命のパン、すなわち永遠の命であることを象徴しています。「すると二人の目が開けて、イエスだと分かったが、その姿は見えなくな」(31)りました。姿が見えなくなったことは存在しなくなったのではありません。主イエスが生きておられることがわかったので、見える必要はなくなったのです。主イエスの言葉が命のパンとして彼らの心に息づき始めたからです。
 キリスト抜きの現実は実に暗い。しかしそこにキリストがいてくださることを知ると、同じ現実が違ってくる。「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、私たちの心は燃えていたではないか」(32)。「燃えていた」は、「点火する、ともす」という言葉が使われています。つまり、自分で作り出したものではなく、聖霊の力によって与えられたもの。神様はご自身の約束(聖書の言葉)に真実なお方だから、現実がどんなに暗くても、御言葉による希望がある。この「希望」によって、喜びの火が心にともされたのです。
 重苦しい気持ちを抱え、うつむいているあなたもイースターの喜びから除外されてはいません。あなたにこそ、主イエスは近づいてこられ、心の叫びに耳を傾けて下さり、その上で御言葉を語って下さる。主はあなたをあきらめない。主は御自分の命をかけて救いたいと思っておられるあなたを放っておけないのです。そして、命のパンを裂いて、あなたに渡してくださいます。さあ、受け取りましょう。

前   奏    - よみがえりの日に - Satkz
招   詞    マタイによる福音書 第28章5-7節
賛   美    327(1,3節) すべての民よ、よろこべ
主の祈り   
分かち合い
聖   書    ルカによる福音書 第24章13-35節 (新共同訳新約160-161頁)
祈   祷
黙   想
説   教    「心を燃やす言葉」             小野 慈美 牧師
祈   祷
賛   美    334(1,3,5節) よみがえりの日に
献   金    (※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛   美    2020年主題讃美歌 神はあなたと共にいる  (歌詞が開きます)
祝   祷                          小野 慈美 牧師
後   奏

礼拝堂正面のイエス様Soshin Baptist Church捜真バプテスト教会

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