6月7日 午前10時30分より
メッセージ:「ホッとさせる愛」
聖書:ヨハネの手紙一4章7-12節、18-19節
説教者:小野慈美牧師
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Ⅰ)神を知ることは愛を知ること
神の愛は無条件の愛、ほっとさせる愛です。始めから、こうあるべきだ、こうなるべきだと押しつけず、その人の存在を肯定します。まず、受け入れ、その上で、その人がその人なりに豊かに生きることを願い助ける。これがほっとさせる愛です。この見えない神の愛を示してくださったのが主イエスです。9神は、独り子を世にお遣わしになりました。…10ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。主イエスを見るとき神を見ることができ、神の本質である愛を知ることができます。その愛は、ほっとさせる愛なのです。
私たちはほっとしているでしょうか。過去に犯した過ちを悔やみ続けている。子育ての失敗を未だに後悔していることはないでしょうか。確かに、この世的な意味では、償いをしなければならないことがあります。しかし、神様は、主イエスの十字架の死によって、あなたの罪を完全に無条件に赦してくださった。それが福音です。10 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。
Ⅱ)愛を知ることは人を愛すること
11愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。人間同士で、ほっとさせる愛とは、自分が与えたことから自由でいられる愛です。与えた愛の報いが欲しいというのは自然な思いです。しかし、ときには、報われないどころか、逆恨みされたりすることさえある。それは確かに辛いことです。「これだけ尽くしているのに」という徒労感があるのは、見返りが欲しい、相手に貸しがあるという意識に束縛されているからです。だから、借りを返してもらわないと落ち着けない。ホッとさせる愛は、与えることそのものを喜ぶ愛です。では、どうしたら、このような愛を生きることができるでしょうか。主イエスを見上げることです。主は、裏切られ、逆恨みされ、悪者にされたにもかかわらず、人々を赦しました。だから、私たちが報われない愛を経験するとき、主イエスは良く理解してくださるのです。恩知らずなあの人のためにも主イエスは十字架についてくださったのです。さらに、忘れてならないことは、主イエスの前では、わたしたち自身が、恩知らずな者だということです。
人を愛するためには、自分でがんばって、心温かい人になることではない。主イエスの愛の湯舟で温めていただくことです。「このままでは、からだが冷え切っていて申し訳ないので、もう少し温めたら、湯舟に入らせていただきます」というのは、愚かなことです。主は言われます。「いいから、入りなさい。恐れなくていい。私の愛を信じなさい。」18愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。19わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです。もちろんそれでも、私たちは失敗します。愛することに失敗します。そうであれば、また愛の湯舟につかる。十字架は、私たちの愛の無さを示すと共に、そこから流れ出る神の忍耐強い愛を示しています。
前 奏 - この世はみな 神の世界 - Satkz
招 詞 詩編 第107編13-15節
賛 美 361(1,3)この世はみな
主の祈り
聖 書 ヨハネの手紙一 第4章7-12,18-19節(新共同訳新約 445頁)
祈 祷
黙 想
説 教 「ホッとさせる愛」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 432(1,3)重荷を負う者
献 金 (※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 2020年主題讃美歌 神はあなたと共にいる (歌詞が開きます)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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招詞:「苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと/主は彼らの苦しみに救いを与えられた。
闇と死の陰から彼らを導き出し/束縛するものを断ってくださった。
主に感謝せよ。主は慈しみ深く/人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。」
(詩編107:13-15)
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