7月12日 午前11時より
メッセージ:「虹のかなたに-希望」
聖書:創世記9章9-17節
説教者:小野慈美牧師
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洪水の後、神は、二度と洪水によって地上の生き物を滅ぼしつくすことはしないという契約を結び、そのしるしとして「雲の中に虹を置」きました(11,12)。さらに神は言われました。「雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める」(16)。つまり、神様が虹を見たら、「そうだ、ノアと地上の生き物との間に契約を立てたのだ」と思い起こすというのです。この契約は一方的な神様の恵みだということです。
<洪水物語から聞くべきメッセージ>
Ⅰ)洪水後も人間は変わらなかったが、神は二度と滅ぼさないと決意なさった。 神は、ノア一家を洪水から救い出し、希望を託そうとなさったようにも思われます。しかし、人間は変わりませんでした。しかも、ノアから始まる新たな人類も罪を犯すことを神は知っておられました。「人のゆえに地を呪うことはもう二度としない。人が心に計ることは、幼い時から悪いからだ。」(8:21聖書協会共同訳)。人間は変わらないが、神は滅ぼすことをしないと決意なさったのです。
2)今日頻発する自然災害は神の裁きなのか? 近年激しさを増す異常気象は、ノアの洪水のような意味での神の裁きではありません。異常気象は一面では確かに「天」災です。しかし、二酸化炭素の過度の排出による地球温暖化がもたらした「人」災の側面もあるのだと思うのです。
3)人類の罪は私の罪でもある。 地球温暖化を無視する人々を批判するのは簡単です。しかし、実は、同じようなものが自分のうちにもあることを忘れてはなりません。自分だけはまともだと思ったとたん、その傲慢から、私たちの心に罪の洪水が入り込んできます。そして、形は違っても、私たちが批判している人たちと質的に同じことをしかねないのです。
<では、私たちはいかに生きるべきか>
洪水によって人間を滅ぼしつくすことはなさらないと神様は決意されました。では、人間の罪の問題はどうなるのか。契約を貫く一方で、人間の罪を放置しないために神が取られた究極の道。それが独り子イエス・キリストの十字架でした。罪なきお方が、人間の罪を負って死なれたました。神ご自身が人間の罪に対する裁きを引き受けられたということです。二度とこのような洪水を起こすことはないという神様の契約は、十字架によって揺るぎのないものとなったのです。
虹を見るとき、虹の彼方に十字架を仰ぎましょう。希望の根拠は人間ではなく神様にあることを信じて、自分にも他者にも世界にも絶望せずにとりなしの祈りをする者となりましょう。この世界は人間の罪にもかかわらず、呪われているのではなく、祝福されているのです。
前 奏 - 来たれ聖霊よ- J.S.バッハ
招 詞 ヘブライ11章7節(下記)
賛 美 13(1,3,6) み使いと共に
主の祈り
聖 書 創世記9章9-17節(旧約p.11)
祈 祷
黙 想
説 教 「虹のかなたに - 希望」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 425(1,2,3)こずずめもくじらも
献 金 (※礼拝堂への入退場時にお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 27 父・子・聖霊の
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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「信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。」(ヘブライ11:7)
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