2月7日 10時30分より
メッセージ:「良い知らせを運ぶ美しい足」
聖書:ローマの信徒への手紙10章13-15節
説教者:小野慈美牧師
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<美しい足>
「良い知らせを伝える者」とは、伝道の働きをする者のことです。私たちの教会がここに存在する背景には、多くの良い知らせを伝える者の足、伝道者がおられました。特にきょうは、日本バプテスト同盟にとっては、バプテストデーという大切な日です。
バプテストの宣教師である、ネイサン・ブラウン夫妻、ゴーブル夫妻が、今からちょうど148年前の1873年(明治6)のきょう、2月7日に横浜に到着しました。
初代教会のペトロ、パウロをはじめとして、ブラウンやゴーブルのように教会の歴史に大きな足跡を残した者たちの足は確かに美しいです。しかし、彼らの働きを支えた人たちの数は計り知れません。直接福音を宣べ伝えることはしなくても、伝道者を支える教会の群れの人々の足も美しいのです。
「語る者は、神の言葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする人は、神がお与えになった力に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。」(第一ペトロ4:11)
語る者も、奉仕する者も、共に神が栄光を受けるために用いられる美しい足なのです。
<祈りの支援>
しかし、伝道者の働きは、決して個人的な決断だけで成り立つものではない。支える人たちの祈りが不可欠なのです。初代教会の使徒たちも祈りの支援を訴えていました。
「また、わたしが適切な言葉を用いて話し、福音の神秘を大胆に示すことができるように、わたしのためにも祈ってください。」(エフェソ6:19)
その祈りがあるときに、弱くて欠けの多い人間の語る言葉を、神様がご自身の言葉として用いてくださるのです。
「このようなわけで、わたしたちは絶えず神に感謝しています。なぜなら、わたしたちから神の言葉を聞いたとき、あなたがたは、それを人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからです。事実、それは神の言葉であり、また、信じているあなたがたの中に現に働いているものです。」(一テサロニケ2:13)
人間である伝道者が神の言葉を語る。聞く者たちがそれを神の言葉として聞く。そのとき、貧しい人間の言葉である説教が、神の言葉の説き証しとして用いられる。奇跡とは、何も超自然的な現象だけを意味するのではありません。私たちは毎週毎週、礼拝において、神様が共にいてくださり、神様が語ってくださるという奇跡を経験するのです。そして、この奇跡の連鎖が、新たな美しい足を生み出していく。
たとえ、小さな働きであっても、伝道者のために祈り、教会を支えるならば、皆さんお一人お一人も、美しい足として用いられるのです。
<土の器>
また、パウロは、キリスト者を「土の器」と言っています。
「ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために」(二コリント4:7)
土の器の特徴は、ひびや欠けた部分があることです。しかし、この器にキリストのお名前、神の恵みが納められると、その恵みは欠けた部分やひびのはいった部分から、にじみ出てくるのです。人間の働きは小さくても、無力に見えても、キリストのお名前が私たちの存在を、働きを、支えて用いてくださるのです。主の御名を崇めましょう。
前 奏 - 主の招く声が - 蒔田尚昊
招 詞 テサロニケの信徒への手紙一5章16-18節(下記)
賛 美 51 愛するイェスよ
主の祈り
聖 書 ローマの信徒への手紙10章13-15節(新約p.288)
祈 祷
黙 想
説 教 「良い知らせを運ぶ美しい足」 小野 慈美 牧師
初期バプテストの宣教師たち (画像が開きます)
祈 祷
賛 美 405(1,3)すべての人に
献 金 (※礼拝献金は、教会の口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 “御言葉は道の光”(歌詞が開きます)
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。
これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられる
ことです。」(Ⅰテサロニケ5:16-18)
【バプテストデー】
1873年(明治6年)2月7日、ネイサン&シャーロッテ・ブラウン、ジョナサン&エリザ・ゴーブル宣教師夫妻がアメリカ北部バプテスト伝道協会から派遣されて横浜に到着、日本での宣教活動が本格的に幕を開けました。日本におけるバプテスト派の宣教開始を記念して、日本バプテスト同盟では2月の第1主日を「バプテストデー」と定めています。
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