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礼拝Worship

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2021/4/25の礼拝


4月25日 10時30分より
メッセージ:「死んでも生きる」
聖書:ヨハネによる福音書11章17節-27節
説教者:小野慈美牧師

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マルタとマリアの兄弟ラザロが死んでから数日後に、主イエスは彼らの家を訪ねました。出迎えたマルタに主は言われました。「25わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。26 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」
こののち、ラザロは、主イエスの力によって一度生き返りますが、そのラザロもやがて死にました。ヨハネ福音書が書かれた紀元80-90年頃には、ラザロもマルタもマリアも死んでいました。ですから、「死んでも生きる」という言葉は、主イエスを信じるなら死なないということではない。死によって地上の命が終わっても、新しい命に生きるということです。その新しい命とは神と共にあるということです。
ただし、この新しい命を信じても、現実の人間の死に伴う痛みや悲しみが消えてしまうということではありません。弟を失ったマルタとマリアの悲しみは大きく、全く同じ言葉で主イエスに訴えます「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに」(21,32)。愛する者を失った悲しみ、怒りをどこかにぶつけたいという家族の率直な気持ちでしょう。
<「イエスは涙を流された」>
主イエスは、この後、ラザロをよみがえらせるのですから、泣いている者たちに、「泣くな、泣くな、生き返るんだから大丈夫」と言っても良さそうなものです。しかし、主イエスは、このとき、純粋に一人の人間の死を悲しみ、その家族の悲しみを共にし「涙を流された」。ラザロだけではありません。私たちについても、「最後は復活して永遠の命をいただけるんだから、心配しなくても良い」というのではなく、一人の人間の死を悲しんでくださる。わたしたちが痛みや悲しみの中にいるとき、主イエスは共におられ、寄り添ってくださるお方です。
<ラザロの復活と引き換えの十字架>
このあと、主イエスは、ラザロを生き返らせます。一件ハッピーエンドに思われます。しかし、主イエスの心には、すでに重大な決意がありました。「この日から彼ら(ユダヤ人指導者)はイエスを殺そうとたくらんだ」(53)とあるように、この出来事が主イエスの十字架を決定的にしました。主イエスはラザロの命と引き換えにご自身の命をささげられたのです。すべての人間にとっての最大の問題である「死」、罪の裁きとしての死を滅ぼすためのわざ。神の子だけが担うことのできる十字架というわざを既に見据えておられたのです。
<涙を流された主の復活>
しかし、十字架の主はよみがえられました。それは、ラザロのために涙を流してくださった主が今も生きておられるということです。イエスキリストによって示された神の愛が死ぬことはないのだから、その愛の対象である私たちが地上の命を終えるとき、その愛が終わることはない。その愛で愛されている私たちは「死んでも生きる」「決して死ぬことはない」のです。そして、その愛を知った人間は、自分をおろそかにすることはできなくなり、地上の命を大事にするのです。
涙を流してくださった主が、私たちにも語っておられます。
「わたしを信じる者は、死んでも生きる。26 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。(あなたは)このことを信じるか。」



前   奏   -愛するイェスよ、我らはここに集いて- J.S.バッハ
招   詞   詩編65編5節(下記)
賛   美   152(1,4) みめぐみふかき主に
主の祈り  
聖   書   ヨハネによる福音書11章17-27節(新約p.189)
祈   祷
黙   想
説   教   「死んでも生きる」         小野 慈美 牧師
祈   祷
賛   美   196(1,4) 主のうちにこそ
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   27 父・子・聖霊の
祝   祷                     小野 慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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「いかに幸いなことでしょう あなたに選ばれ、近づけられ
あなたの庭に宿る人は。
恵みの溢れるあなたの家、聖なる神殿によって
わたしたちが満ち足りますように。」(詩編65編5節)

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