5月16日 10時30分より
メッセージ:「約束を待つ」
聖書:使徒言行録1章3-11節
説教者:小野慈美牧師
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<弟子たちとの問答:教会の使命>
使徒言行録によると主イエスは復活から40日目に天に昇られました(昇天)。主が昇天なさる前に、弟子たちは主イエスに尋ねました。
「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」(6)
イスラエルの人々は、メシア(救い主)が現われて、ローマ帝国の支配から解放してくれることを待望していました。弟子たちは、復活した主イエスが、今こそそれを実現させてくださるに違いないと期待を膨らませたのです。
主イエスはお答えになりました。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない」(7)。確かに、この地に神の最終的なご支配が貫かれるときがくる。しかし、それがいつかは分からない。神の御心は、単にローマ帝国からイスラエルを政治的に解放することなのではない。あなたがたには使命がある。神の国(神の御心の支配するところ)の建設であり、そのために、あなた方を用いたいのだ。あなたがたこそ、愛の国を世界に広めるのだ。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、…地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(9)。
「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」(6)という問いは、形を変えて私たちも抱く問いです。「ミャンマーで悲惨なことが起こっています。主よあなたが国を立て直してくださるのはいつなのですか」。神が愛なら、どうしてこのようなことが繰り返されるのかと問いたくなります。しかし、地上の悲惨な出来事は、果たして、神の責任なのでしょうか。むしろ、主イエスの示された愛を生きようとしない人間の罪がもたらしていることなのではないでしょうか。したがって教会の使命は、主イエスの「証人となる」(9)こと、主イエスの愛を証言し、生きることです。
<聖霊が与えられるとは>
「父の約束されたものを待ちなさい。・・・あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられる」(4-5)。
①聖霊が与えられることは、愛が与えられること。
主イエスが示された愛に生きることは決してたやすいことではありません。しばしば、痛み、苦しみが伴います。ときには、不可能とさえ思えます。特に、好ましいとは思えない人を愛することは、聖霊の助けなしにはできないことです。だからこそ、主イエスの弟子として生きるために「愛をください」と祈るのです。一回祈れば大丈夫ということではなく、ことあるごとに祈る。その祈りに具体的に答えてくださり、本来私たちの内に備わっていない愛をくださるのが聖霊の働きなのです。
②聖霊が与えられることは、苦難に絶える力が与えられること。
真剣に愛に生きても、見える形で、報いを得られないかもしれません。正直者がばかを見るようなことの連続に思えるかもしれません。或ることのために尽くし、或ることのために祈り続けても、自分の生きている間に、その実が実ることを見ることができないかもしれません。しかし、主イエスの愛に生きることは、決して、空しく終わらない。主は言われます。「あなたの痛み、苦しみは、私の痛み、苦しみだ。あなたが、愛のために苦しみ痛む時に、わたしはそこにいる。あなたは私の十字架を共に担ってくれているのだ。そのことを通して、わたしの愛の国は、この地に実現していくのだ。あなたの家庭が、あなたの学校が、あなたの職場が、わたしの愛を実現させていく最前線なのだ。」主イエスの再臨への希望をもって、この世界に神の正義と愛が貫徹することを信じ忍耐して待つ力。これも聖霊が与えてくださるものです。
前 奏 -主はわが罪ゆえ- J.L.クレプス
招 詞 詩編1編1―3節(下記)
賛 美 16(1,4,5) われらの主こそは
主の祈り
聖 書 使徒言行録1章3―11節 (新約p.213)
祈 祷
黙 想
説 教 「約束を待つ」 小野 慈美 牧師
祈 祷
賛 美 405(1,3) すべての人に
献 金 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 92(1) 主よ、わたしたちの主よ
祝 祷 小野 慈美 牧師
後 奏
分かち合い
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「いかに幸いなことか 神に逆らう者の計らいに従って歩まず 罪ある者の道にとどまらず 傲慢な者と共に座らず 主の教えを愛し その教えを昼も夜も口ずさむ人。その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び 葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。」 (詩編1編1―3節)
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