横浜駅近く、丘の上にある教会。捜真バプテスト教会です。

2021/12/5の礼拝

12月5日(日)10時30分より
アドヴェント第二主日礼拝
メッセージ：「わざわざ来てくださった神」
聖書：ヨハネによる福音書一章14－18節
説教者：小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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14)言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。
それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。
この「言」は、三位一体の子なる神であり、「肉となって、…宿られた」とは、その神が人となって、人間の世界に来られたということです。
15)ヨハネは、…「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」と叫びます。バプテスマのヨハネは、主イエスより半年早く生まれました。ですから「わたしよりも先におられた」というのは、神の言である父の独り子は永遠の初めからおられた方であることを証言しています。
16)わたしたちは皆､この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。恵みとは、受ける資格がないにもかかわらず与えられる幸いのことです。ご褒美だとしたらご褒美にふさわしい何かが無ければなりません。しかし、恵みは、受ける側にその資格がないにもかかわらず、一方的に与えられるものです。
17)律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。律法は神が何を求めておられるかを示しました。しかし、人はその神の求めに十分に応えて生きることができません。そのような私たちは本来、裁かれねばなりません。しかし、その私たちの罪を赦すために、主イエスは十字架についてくださいました。そのことによって私たちは、当然ではない恵みを、赦しを、いただくことができるようになったのです。
18)いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、
この方が神を示されたのである。
神様が富士山の頂上におられるとしましょう。その神と本質的に同じお方である主イエスが、わざわざ、登山口まで下りてきてくださった。それが「この方が神を示された」ことの意味です。つまり、私たちが苦労して登って頂上にたどり着いたら神様にお会いできるのではなくて、私たちが今生きている登山口にイエス様が来てくださったのです。
しかし、もしかしたら、わざわざ来てくださることが、迷惑と感じられることがあるかもしれません。つまり、私たちの心の部屋(現実)は、主イエスをお迎えするには、あまりにも散らかっているからです。わざわざ来てくださっても、恥ずかしくて、お迎えすることはできないとしり込みしてしまう。しかし、「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。」(Ⅰﾖﾊﾈ4:9)
恵みに満ちたお方は、部屋の状況を問わない。部屋を片付けたご褒美として恵みを与えるのではない。片付いていないあなたの部屋に住みたいと願っておられます。独り子がこの世に来てくださったのは、このお方の恵みによって「わたしたちが生きるようになるためです」。問題が解決したら、その部屋に住んであげようというのではなく、散らかって、とても人様にはお見せできないその部屋に来てくださって、そこで一緒に生きようと言っていてくださるのです。
クリスマスは、昔起こった出来事の記念会ではありません。2000年前この世界に来てくださったお方は、今もおられることを新たに覚えるときです。

前　　　奏　　 －　エッサイの根より　－　　J.ブラームス
招　　　詞　　　ヨハネの手紙一 4章10節（下記）
賛　　　美　　　248(1,3)　エッサイの根より
主の祈り　　
賛　　　美　　　小鳥も飛び去る冬のさなか　　　　 　　聖歌隊
聖　　　書　　　ヨハネによる福音書１章14－18節　(新約p.163)
祈　　　祷
黙　　　想
説　　　教　　　「わざわざ来てくださった神」　 　小野慈美 牧師
祈　　　祷
賛　　　美　　　55 (1,3)　人となりたる神のことば
献　　　金　　 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛　　　美　　　259(4）いそぎ来たれ、主にある民
祝　　　祷　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　小野慈美 牧師
後　　　奏　
分かち合い

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わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。（Ⅰヨハネ4:10）

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