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礼拝Worship

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2021/12/12の礼拝

12月12日(日)10時30分より
アドヴェント第三主日礼拝
メッセージ:「インマヌエル:希望の光」
聖書:イザヤ書七章1-14節
説教者:浅輪一郎伝道師

※どなたでも視聴できます。

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暗い時代に示された「インマヌエル」という言葉と今日は向き合います。
1節:「ユダの王…、アハズの治世」とは、イスラエル王国が北イスラエルと南ユダとに分断され、さらにこれらの国がアッシリア帝国から圧力を受けていた時代のことです。2節:「アラムがエフライムと同盟した」とあります。「アラム」とは北イスラエルの北にあった小国のことを、「エフライム」とは北イスラエルのことを指しています。圧倒的な軍事力を誇るアッシリア帝国に対抗してアラムとエフライムは同盟を結びます。そして両国は南ユダのアハズに対しても同盟への参加を呼びかけます。しかしアハズはこれを拒みます。するとアラムとエフライムは南ユダの首都であるエルサレムを包囲します。アハズと南ユダの民は動揺します。3、4節:神様は預言者であるイザヤに神様の言葉を託します。「アハズに会い、彼に言いなさい。落ち着いて静かにしていなさい。恐れることはない。」5-7節:これらの節はこのようにまとめられます。「アラムとエフライムが色々と南ユダのアハズに対して策略を謀っているが、結局それは、実現せず、成就しない。」8、9節:これらの節のポイントはこのようになります。ここには、頭、頭、と記されていますが、「本当の頭とは、一体、誰なのですか?」ということです。その答えは、ここでは省略されていますが、「アラムの王も、エフライムの王も、いわんや、南ユダの王アハズも、見上げるべき頭はただ一つ、主なる神である。」ということです。10、11節:神様はさらにアハズに向かって語り掛けられます。「あなたは誰に寄り頼むのか?深い陰府の方か?それとも高い天の方か?」ここで「陰府」とはアッシリア帝国を暗示しています。ですから神様は、「あなたは人間的な力を信頼するのか、それともわたしを信頼するのか?」と聞いておられるということになります。これに対して、アハズは言い切ります。12節です。「わたしは神様を求めない。」因みに、列王記下(16章)を見ますと、アハズは神様の目にかなう正しいことは行わなかった王であると記されています。このようなアハズと側近たちに対してイザヤは神様から託されている言葉を宣べます。13節です。「ダビデの家よ。王国を預かる者たちよ。聞け。」「あなたたちは、人間に もどかしい思いをさせるだけでは足りず、神様にも、もどかしい思いをさせるのか?」そして、いよいよ、神様から与えられる「しるし」=「約束」が示されることになります。14節です。「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名を『インマヌエル』と呼ぶ。」これはアハズにとりましては最終宣告とも言えるのですが、その理由が「インマヌエル」という名前に込められています。「イム=共に」「ヌー=私たち」「エル=神」「インマヌエル=神は私たちと共におられる」「神はあなたではなく、私たちと共におられる。」つまり、この名前には、「アハズがこれ以上神様に従わないのならば、もはや、あなたではなく、あなたに取って代わる王が生まれる」というメッセージが込められているのです。さて、一国の王が神様に取って代わろうとしたり、一方で一般の民は「神様などいるものか?」と叫びたくなったりするような絶望に置かれ続ける中で、イザヤが「『インマヌエル』という名前の男の子が生まれる」という しるしを示してから、750年もの年月が過ぎ去ろうとしていました。イザヤがその「しるし」を示した南ユダの国も、とうの昔に滅ぼされていました。しかし、神様から示されたその「しるし」は、ついに成就します。それがイエス様のご降誕です。マタイによる福音書では、イザヤが示したこの「インマヌエル」という言葉を「救い主の預言の言葉」として大切に受け止めています。
マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。(マタイ1:21-23)
私たちもこの「インマヌエル」という言葉を大切にしたいと思います。私たちは、この「インマヌエル」を信じる時に、たとえ闇に包まれているかのような時にさえも、「希望」という光を見い出すのです。


前   奏   - 久しく待ちにし -  F.ペータース
招   詞   イザヤ書9章1節 (下記)
賛   美   262(1) 聞け、天使の歌
主の祈り   (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛   美   羊はねむれり              聖 歌 隊
聖   書   イザヤ書7章1-14節 (旧約p.1070)
祈   祷
黙   想
説   教   「インマヌエル:希望の光」    浅輪一郎 伝道師
祈   祷
賛   美   262(2,3) 聞け、天使の歌
聖 餐 式
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美  “御言葉は道の光”(歌詞が開きます)
祝   祷                     小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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「闇の中を歩む民は、大いなる光を見/
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。」(イザヤ書9:1)

■主の祈り (日本キリスト教協議会統一訳)


天の父よ
み名があがめられますように。
み国が来ますように。
みこころが天で行われるように 地上でも行われますように。
わたしたちに今日も この日のかてをお与え下さい。
わたしたちに罪を犯した者を ゆるしましたから、
わたしたちの犯した罪を おゆるし下さい。
わたしたちを誘惑から導き出して 悪からお救い下さい。
み国も力も栄光も とこしえにあなたのものだからです。
アーメン。


■ご意見・ご感想
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