2月20日(日)10時30分より
メッセージ:「たいせつなきみ」
聖書:イザヤ書43章4節(新改訳2017)
説教者:浅輪一郎伝道師
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「たいせつなきみ」新改訳2017イザ43:4 浅輪一郎伝道師
マックス・ルケード牧師の絵本「たいせつなきみ」を聖書と関連させながらお話しします。
ある村に木で出来た小人たちが住んでいました。小人たちはエリという彫刻家によって掘られていました。小人たちは、皆、この村ではシールを貼り合うことに夢中になっていました。褒めたい小人には金ぴかの「お星さまシール」を、けなしたい小人には灰色の「ダメ印シール」を貼ります。
とはいえ、絵本の世界ばかりではなく私たちも「人を評価しあう」ということは現実の世界でしていることかもしれません。2月6日の小野先生のメッセージを踏まえますと、私たちが他者を評価し合うことの根底には「自分が優位に立ちたい」という願望があると考えられますが、 結局、私達は自分が一番可愛いのでしょう。シールの貼り合いっこでしたら、他者にお星さまを貼っているようで、実は自分が一番お星さまを貼ってもらいたいのかもしれません。にも関わらず私たちは他者にダメ印を貼り続けている。
このような「人間の罪」とも関わる私たちの傾向について、聖書にはこのように記されています。「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。…。」(マタイ7:1-5)
再び絵本に戻ります。この小人たちが住む村にはパンチネロという小人がいました。パンチネロは小人たちの中ではいつもダメ印を付けられていました。しばらくするとパンチネロは体中がダメ印ばかりになっていました。そんな時、パンチネロはシールが一枚も貼られていない小人ルシアに出会います。パンチネロは「自分もそうなりたい」と伝えると、ルシアは「彫刻家のエリを訪ねるといい」と教えてくれます。パンチネロがエリを訪ねると、エリはパンチネロを歓待します。会話の中で、エリは「私がお前を創った」と宣べるのですが、私はここでも聖書の言葉を思い出します。創世記の創造物語です。神様は、まず光を創造され、それをご覧になり、「良し」とされました。そして天地を創造され、草木を芽生えさせ、海の生き物/空の生き物/大地の生き物を次々と創られ、やはり、「良し」とされました。さらには御自身のイメージに合わせて人を創られました。そしてその後のご様子は次のようであったと聖書には記されています。「神はお造りになった全てのものをご覧になった。
見よ、それは極めて良かった。」(創1:31)
パンチネロとのやり取りの中で、エリは「他の小人がパンチネロのことを何と思うかは大したことではない」とも伝えます。「問題は小人を創ったエリがどう思うのかということだ」と、そして「エリ自身はパンチネロのことをとても大切に想っている」と伝えます。そしてこのエリの言葉こそが今日の聖書箇所に繋がる言葉となります。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(新改訳2017イザ43:4)
この後、パンチネロは家路に着くのですが、その際エリから伝えられたことを思い起こしながら、「あること」を心の中で思います。すると、小さな、小さな出来事がパンチネロに起こります。それは小さな出来事ではあるのですが、その後のパンチネロにとっては、とても大切な出来事となります。
さて、私たちの場合、そのような大切な真理を知るようになるために、「イエス様」がおられます。私たちは全ての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられる神様は神の独り子であるイエス様をこの世に送って下さっているということを思い起こしたいと思うのです。(ヨハネ3:16)
聖書には、このお方が語られたお言葉と行われた業がたくさん示されています。また、全てを創造された神様の深い想いもたくさん示されています。私達はこれからも毎日聖書に記されている御言葉に触れて、私達を創って下さったお方が私達をどれほど大切に想っておられるのかということを思い起こしていきたいと思うのです。そのことが、私達の心の内にしっかりとあると、私達は他の人の評価が気にもならなくなってくるし、互いに裁き合うこともしなくなってくるのでしょう。
前 奏 - 愛する神にのみ - J.L クレプス
招 詞 ヨハネの手紙一4章12節(下記)
賛 美 讃美歌21-226(1,3,4) 輝く日を仰ぐとき
主の祈り
聖 書 イザヤ書43章4節(新改訳2017)
祈 祷
黙 想
説 教 「たいせつなきみ」 浅輪一郎伝道師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-484(1,2) 主われを愛す
献 金 (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛 美 2020年主題讃美歌 神はあなたと共にいる (歌詞が開きます)
祝 祷 長谷川温雄師
後 奏
分かち合い
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いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全う
されているのです。 (ヨハネの手紙一4:12)
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