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礼拝Worship

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2022/3/27の礼拝

3月27日(日)10時30分より
受難節第四主日礼拝
メッセージ:「命を救うことか、殺すことか」
聖書:マルコによる福音書2章23節-3章6節
説教者:小野慈美牧師

※どなたでも視聴できます。

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Ⅰ 安息日は人のため(マルコ2:23-28)
 弟子たちが麦畑を通っているときに、麦の穂を摘んで食べました。これは、旅人には許されていて咎められることはありませんでした。しかし、それが安息日だったので、「収穫の労働」に当たるとして、ファリサイ派の人々が問題にしました。
 主イエスは例を挙げて答えられました。ダビデがサウロ王から反逆の疑いをかけられ逃げていたとき、神殿に入り祭司にパンを分けてくれるよう頼みました。このパンは、祭司以外の者が食べることを禁じられていました。ダビデが、祭司アビアタル(サムエル記上21:1-7ではアヒメレク)にパンを求めたのが、お供えのパンを取り替える安息日であったようです。そこで、祭司は、パンをダビデ一行に与えたという出来事です。
「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない」(27)という言葉は、アビアタルは、安息日を軽んじたのではなく、むしろ、人を生かすという本来の意味で守ったのだという意味です。「人の子は安息日の主でもある」の「人の子」とは、主イエスのことです。この言葉が、ファリサイ人の反発を招きました。主イエスの言動が安息日の基準だと宣言したようなものだからです。
Ⅱ 命を救うことか、殺すことか(マルコ3:1-4)
1イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。2人々はイエスを訴えようと思って、安息日にこの人の病気をいやされるかどうか、注目していた。
安息日には、生死にかかわる場合を除いて治療行為は禁じられていました。片手の萎えた人の場合は、緊急性はないので、日が暮れて安息日が終わってから、癒しを行なえば良かったのです。人々は、安息日についてのイエスの言動を意地悪く注目していたのです。それに対して、主イエスは人々にお尋ねになりました。「安息日に律法で許されているのは、善を行なうことか、悪を行なうことか。命を救うことか、殺すことか」。答えは、明白です。しかし、彼らは何も答えずにじっと黙っていました。
Ⅲかたくなな心とは(マルコ3:5-6)
そこで、イエスは怒って人々を見回し、彼らのかたくなな心を悲しみながら、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、手は元どおりになった。ファリサイ派の人々は出て行き、早速、ヘロデ派の人々と一緒に、どのようにしてイエスを殺そうかと相談し始めた。
「かたくなな心」とは、単に、強情な心ではありません。「自分たちの考えはいつでも、神の考えと一つだ」、さらに言うならば「自分たちの考えこそが神の考えなのだ」というような心です。自分の正しさのみを主張する心です。正しいからこそ、何をしてもいいというような思いにもなってくる。国家がこの態度を貫こうとする時に戦争が起こるのです。自分の正しさを振りかざして、相手の心を殺す、更に命そのものまでも殺してしまう「かたくなな心」。それが、主イエスを十字架に付けたのです。
「自分は正しい。間違ってない」と言い続ける「かたくなな心」のためにこそ、主は、悲しみながらも、ご自分の命をかけて、「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」(ルカ23:34)と祈ってくださったのです。この祈りは、十字架の現場にいた人々のためだけではありません。むしろ、私たちのためだったのです。この祈りの意味を知るときに、私たちは、自分こそが赦されなければならない人間であることに気づきます。そして、そのとき、かたくなな心が砕かれて、やわらかな心に変えられていくのです。


前   奏  -イエスが十字架につけられたとき-  J.S.バッハ
招   詞   詩編61編2-4節(下記)
賛   美   讃美歌21-16(1,3,4) われらの主こそは
主の祈り  
聖   書   マルコによる福音書2章23節-3章6節 (新約p.65)
祈   祷
黙   想
説   教   「命を救うことか殺すことか」   小野慈美 牧師
祈   祷
賛   美   讃美歌21-313(1,3,5) 愛するイェス
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-27 父・子・聖霊の
祝   祷                     小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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2神よ、わたしの叫びを聞き/わたしの祈りに耳を傾けてください。3心が挫けるとき/地の果てからあなたを呼びます。高くそびえる岩山の上に/わたしを導いてください。4あなたは常にわたしの避けどころ/敵に対する力強い塔となってくださいます。(詩編61:2-4)


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