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礼拝Worship

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2022/5/29の礼拝

5月29日(日)10時30分より
メッセージ:「あなたは信じますか?」
聖書:ヨハネによる福音書11章17-27節
説教者:浅輪一郎伝道師

※どなたでも視聴できます。

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今日の聖書箇所を通して、「信じる」ことについて導きを求めます。
17,18節:当時この地域には「死者の魂は三日間屍の上を漂っていて元の体に戻ろうとしている。ところが腐敗が進む四日目に魂は去っていく」という信仰がありました。この信仰によると、イエス様は「死者の復活はもはや不可能となった時にべタニアに来られた」ということになります。
19,20節:マルタはイエス様を迎えに行きましたが、マリアは家の中で座り込んでいました。
21,22節:マルタから嘆き節とも思える心の叫びが吐露されていますが、22節ではイエス様に対する期待も示されています。
23,24節:それに対しイエス様は「あなたの兄弟は復活する」と言われますが、マルタは「終わりの日の復活の時に復活することは存じております。」と応えます。上述の「死者の魂の信仰」と同様、この地域には、死者の復活についても「死者の内、賢い者、つまり神を畏れ敬っていた義人であれば復活は起こる」という信仰がありました。このような死者の復活についてはダニエル書12章に記されているのですが、次のような背景があったとも言われています。ダニエル書が記されたとされている紀元前2世紀頃、ユダヤ教徒が迫害され、殉教者の数が増えるようになると、「義人は復活する」と、「生前の信仰は死後報われる」と信じられるようになったという背景です。必ずしも全てのユダヤ教徒が死者の復活を信じていた訳ではありませんが、少なくともファリサイ派の人々はそのように信じていました。マルタはそのような死者の復活の信仰を知っていたということになります。「復活は、終わりの日に、つまり、いつか訪れる未来に起こる」と。
25,26節:するとイエス様は言われます。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者は決して死ぬことはない」と。「確かにいつか訪れる終わりに日には義人は復活をする。あなたも知っている通りだ。しかし、復活というものは、そんな遠い未来の話ではなく、わたしが、今あなたが目の前にしているこのわたしが、あなたが言わんとしている復活なのだよ」と。「このわたし が、あなたの命なのだよ」と。
 先週、私たちはメッセージを通して、嵐の中でも神様の御業はなされている、神様は私たちと共におられるということを改めて思い起こすことが出来ました。場所を超えて私たちと共におられるそのイエス様が、今度は、時を超えて私たちと共にいて下さっている。永遠に私たちと共にいて下さっている。そして「死」というものはイエス様の十字架と復活によって打ち破られている。イエス様はマルタに問われます。「あなたは、このことを信じるか?」
27節:マルタは彼女が知る限りの敬称を用いて、ここでイエス様への信仰を示そうとします。「主よ」、「神の子」、「メシア」。これらの敬称を示すことによって、マルタの強い信仰がここで告白されているという考え方もあるかもしれません。しかし、私にはこの時点ではマルタは、イエス様が本当に言われようとしていることがよく分かっていなかったように思えます。マルタの信仰とは、敬称を並べたてることで精一杯だったようなものだったのかもしれません。弟の死を前にして、イエス様を迎えに行っておきながら、嘆き節をぶつけたりと、信仰と不信仰を行ったり来たりしていたようなものだったのかもしれません。しかしイエス様はそれでもなお、御業を示されました。ラザロを復活させました。義人でなければ本来起こらないことを、マルタを用いてラザロになさって下さいました。イエス様は、揺れ動くような小さな信仰さえも斥けずに人間の思いを遥かに超えた御業を成し遂げて下さる。新しい命を与えて下さる。
 さてラザロに関してはいわゆる生前に何をしていたのかについては記録されていません。ラザロが義人であったかどうかも分かりません。しかしイエス様は姉弟であるマルタとマリアを用いることによってラザロを復活させました。ラザロに新しい命を与えました。たとえ、揺れ動くような信仰でさえも、たとえ、人がどのように評価しようとも、イエス様は、マルタの、いいえ、私の、私たちの信仰を用いて、私たちが出会う人々を、隣にいる人々を、そして心に思い描く私たちの大切な人を、生かすようにして下さる。かつて、そのことは起こり、今も、そのことは起こっており、そしてこれからも、そのことは永遠に起こり続けていく。御自身が全ての人を救われるために十字架に掛かり復活を成し遂げれたイエス様は、マルタに、私に、そしてあなたに、改めて問うているのです。
「あなたは信じますか?」


前   奏   - 主の昇天こそ -  J. パッヘルベル
招   詞   詩編29編1節b(下記)
賛   美   讃美歌21-6(1,3) つくりぬしを賛美します
主の祈り   
聖   書   ヨハネによる福音書11章17-27節 (新約p.189)
祈   祷
黙   想
説   教   「あなたは信じますか?」  浅輪一郎 伝道師
祈   祷
賛   美   讃美歌21-332(1,3) 恐れを捨て去り
献   金   (※礼拝献金は、退場の際に、また口座への送金でお捧げください)
感謝祈祷
賛   美   讃美歌21-26 グロリア、グロリア、グロリア
祝   祷                   小野慈美 牧師
後   奏 
分かち合い

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神の子らよ、主に帰せよ/栄光と力を主に帰せよ (詩編29:1b)


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