9月24日(日)10時30分より
創立75周年記念礼拝
メッセージ:「未来を創る信仰の遺産」
聖書:コリントの信徒への手紙Ⅰ3章5-9節
説教者:小野慈美牧師
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「未来を創る信仰の遺産」Ⅰコリント3:5-9 小野慈美牧師
コリントの教会は、パウロの伝道旅行によって生まれました。パウロが基礎を築いた後、アポロという人物が教会を育てました。しかし、コリントの教会には、「パウロ派」、「アポロ派」というような派閥争いが起こったようです。それを伝え聞いたパウロは、手紙を通して、コリントの教会の人たちに訴えたのです。「アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です」(3:5)。アポロもパウロもただの人。神のしもべに過ぎない。しもべが主人の座を占めてはならない。指導者は、自分を何者かであるかのようにふるまってはならないし、同時に、周囲の人々が、指導者を神格化して、特別な人であるかのように崇めてはならないのです。
成長させてくださったのは神
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です」(3:6)。パウロもアポロも神様から託された役割を果たしました。現実の世界では人間が主人公であるように見えます。しかし、成長させてくださったのは神です。
捜真バプテスト教会も表面的に見ると、人間が事を起こし、事を進めています。しかし、人間のわざに先立って、神様ご自身のみわざ、見えない導きがあります。欠けや弱さを持った人間を神様が用いてくださってきたのです。「奇跡」という言葉は、超自然的なこという意味で用いられます。しかし、一見、何の変哲もない出来事の中に神様の確かな導きのみわざがあります。それも奇跡です。その意味で、この教会の歩み(軌跡)は奇跡の連続なのです。それは個人においても同様です。
あなたがたは神の畑、神の建物なのです(3:9)。
「あなたがた」とは、コリント教会の人々だけではありません。今、ここにいる私たち一人ひとりも、パウロやアポロなどの初代伝道者、そして彼らの信仰の遺産を受け継いだ多く先達の働きの結果としての、神の畑、神の建物なのです。神のわざ(奇跡)の連続の結果としての作品、しかも傑作なのです。
彼らは、宣言しています。「わたしたちの宣べ伝えた福音が、このようにして、あなたがたにおいて実を結んでいることを喜んでいる。そして、その信仰の遺産を、今度は、あなたがたが担い手となって、未来を創っていく次の世代へ、若い世代だけでなく、この良きおとずれを知らずに、苦しんでいる人々、居場所を持たずに孤独にさいなまれている人々に届けていってほしいのだ」と。
私たちの信仰の先達の歩みは、決して平たんではありませんでした。どのような実を結ぶことができるのか、不安なこともあったに違いありません。あるいは、表面的には、全く実を結ばないまま、歴史に名前が残らずに召されていった働き人もいることでしょう。しかし、彼らは、仮に自分の世代で何かが起こらなくても、「成長させてくださる神」(7)を信じて、今、自分に託されていることを、真実に、淡々と、しかも喜びをもって担っていったのです。
私たちの教会は、今、新しい礼拝堂を建てようとしています。しかし、建築物としての礼拝堂が、教会なのではありません。喜んで信仰生活を続けてきた先達が、そして、今ここで礼拝をしている皆さんが、神の建物です。この神の恵みを宣べ伝えるために、私たちは教会堂を用いるのです。信仰の遺産は、今の自分の満足のためだけではなく、未来の神の畑を未来の神の建物を創るために託されています。
前 奏 ― 主は教会の基となり ー Satkz
招 詞 詩編100編1-3編(下記)
賛 美 讃美歌21-390(1,2,4) 主は教会の基となり
主の祈り
賛 美 - みことばはあまねく伝わり - 聖歌隊
聖 書 コリントの信徒への手紙Ⅰ3章5-9節 (新約p.302)
祈 祷
黙 想
説 教 「未来を創る信仰の遺産」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-393(1,2,3) こころを一つに
献 金
感謝祈祷
賛 美 讃美歌21-29 天のみ民も
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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1全地よ、主に向かって喜びの叫びを上げよ。2喜び祝い、主に仕え/喜び歌って御前に進み出よ。3知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民/主に養われる羊の群れ。(詩100:1-3)
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