10月22日(日)10時30分より
メッセージ:「セカンドチャンスをあなたに」
聖書:ヨハネによる福音書8章1-11節
説教者:東間克美師
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◆この箇所は主イエスがお語りになった3つの言葉がキーワードになっております。
まず第1の言葉は7節です。『あなたたちの中で、罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい』。
主イエスは「石を投げなさい」と言われました。このことは、主ご自身は決して罪を軽んじてはいないこと、さらに律法を尊重しておられる、ということを表しております。しかし、同時に主イエスは明確な条件を付けられたのです。それは、「但し、石を投げるのは、罪を犯したことのない者でなければならない」というものです。主イエスのこの言葉を聞いた人々は、誰もこの女性を裁く資格がないという、罪の自覚に迫られて離れていきました。
◆次に10節には主イエスの第2の言葉があります。『婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。誰もあなたを罪に定めなかったのか』。
石を投げる者は立ち去りましたが、しかしその時点で、この女性の罪が赦されたのではありません。彼女は現行犯で捕まりましたので、罪についての言い逃れは出来ないのです。
主イエスのこの問いかけに対して彼女は『主よ、誰も』と答えました。この短い言葉は、この女性を罪に定める者がいない、また裁く者もいない、ということを表しております。しかし同時に、彼女の罪を赦す人もいない、ということでもあるのです。そうなればこの女性は、一生涯自らの犯した罪を背負いながら人生を送らなければならないのです。
◆しかし主イエスの第3の言葉が、この女性を真の救いへと導いていきます。11節です。『わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない』。
唯一、罪を赦すことの出来るお方が、『あなたを罪に定めない』と宣言されたのです。こうして彼女は、自らが犯した罪がトラウマとなって、苦しみと後悔を引きずりながら人生を歩むのではなく、主イエスによって罪が赦され、「セカンドチャンス」が与えられて、新しい命を生きる者へと変えられたのです。このことこそ、イエス・キリストの福音です。
◆『わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない』。主イエスが女性に語られたこの言葉は、今を生きる私たち一人ひとりにも語られております。
『あなたを罪に定めない』。これは十字架の愛に基づく赦しの宣言です。『これからはもう罪を犯してはならない』。この言葉は、赦された者が祝福された人生を送ることへの招きの言葉です。そしてこの二つの言葉をを結び付けるのが『行きなさい』という言葉です。では一体どこへ行くのでしょうか。場所ではありません。それは、主に赦された者として、喜びと感謝のうちに、互いに赦し合いながら、罪との戦いの中で日々生きることなのです。その結果、赦された者としての確信と平安の内に、過去の罪に捕われることなく、また、明日への思い煩いもなく、今日という日をキリストと共に生きることが出来るのです。
◆十字架の贖いによって私たちの罪を赦し、愛と慈しみをもって共に 歩んでくださる主イエスは、今を生きる私たちの過去をすべてご存じの上で、このように語りかけてくださるのです。
「あなたの罪や過ちは、わたしの十字架に一緒に付けました。セカンドチャンスをあなたにあげよう。だから安心して行きなさい。そして私に従って来なさい」。
このような主イエスの赦しの愛に生かされる人々の群れ、それが信仰共同体である教会なのです。
前 奏 - 主イエス・キリストよ、我らを顧みて - J. S. バッハ
招 詞 イザヤ書41章10節 (下記)
賛 美 讃美歌21-151 主をほめたたえよ
主の祈り
賛 美 - かいぬしわが主よ - 聖歌隊
聖 書 ヨハネによる福音書8章1-11節 (新約p.180)
祈 祷
黙 想
説 教 「セカンドチャンスをあなたに」 東間克美師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-451 くすしきみ恵み
献 金
感謝祈祷
賛 美 賛美歌21-27 父・子・聖霊の
祝 祷 東間克美師
後 奏
分かち合い
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恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け/わたしの救いの右の手であなたを支える。(イザヤ41:10)
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