12月3日(日)10時30分より
アドヴェント第1主日礼拝
メッセージ:「希望の光を灯そう」
聖書:イザヤ書40章1-11節
説教者:小野慈美牧師
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<バビロン捕囚>
紀元前587年、イスラエルはバビロニアに滅ぼされ、イスラエルの主だった人たちは、バビロンに捕虜として連れていかれました。そして、約50年間、捕囚民として過ごしました。バビロンに連れていかれて年月が過ぎ、世代も代わり、いくら祈っても、いくら待っても、救いは訪れない。当時の人々にとって、イスラエルの敗北は、イスラエルの神ヤハウェの敗北を意味しました。ヤハウェに対する信仰は冷め、バビロンの神々こそ力があるのではないかという疑いを抱き始めます。
<預言者の言葉:慰めと励まし>
預言者は、信仰に疲れてしまった人々に対して語ります。「やがて囚われの状況から解放され、約束の地に帰ることができる。大丈夫、あなたがたが囚われの身にあるということは決して、神さまが死んでしまわれたのではない。神は生きておられる。そして、その神の栄光が神様のなさり方で現されるときが必ず来る。」
「イスラエルの民は、神にそむいたために、他の国によって滅ぼされた。しかし、神はイスラエルを見捨てたのではなく、その苦難を経て、もう一度、神の民として再生する。神と共に故郷に帰るための道を整えよ(40:1-3)。故郷に向かって歩む道を妨げるものが取り除かれる。道は平らにされ、拡張される(4)。そのようにして、主なる神の栄光が現れる(5)」と。イスラエルの民が、捕虜の状態から解放されるという約束はまだ実現していません。しかし預言者は、さらにこう告げます。
40:8 草は枯れ、花はしぼむが/わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。
「人間も、地上のものは永遠ではない。しかし、神の言葉は確かなのだ。苦難が終わってはいないけれど神の約束は必ず実現する。」イスラエルの民は、この預言の数年後、バビロン捕囚から解放されることになります。解放の時、初めて神が御業をなさったのではありません。そのことがまだ起こっていなくても、神は、働いておられます。神は、苦難の只中でこそ、民を見捨てず、共におられるのです。
<主を待ち望む>
主を待ち望む者は新たな力を得/鷲のように翼を広げて舞い上がる。走っても弱ることがなく歩いても疲れることはない。(イザヤ40:31聖書協会共同訳)
神様、なぜいつまでも黙っておられるのですかと嘆いておられる方があるかもしれません。しかし、神様の答えは「待ちなさい」という答えなのかもしれません。そして、「待ちなさい」が、神の答えであるのならば、待つことは決して無意味ではなくなるのです。そして、私たちが待っているとき、神は片時も私たちのことを忘れてはおられないのです。だから、神がお答えにならない時、それは、神が私たちを見離しておられるのではなくて、むしろ、私たちの傍らにおられ、私たちに待つ力を与え続けていて下さるのです。待つことは、確かに、苦しいことです。でも、待つことはそれ自体に意味があるのです。待っているときこそ、神が私たちを忘れておられないことを深く知ることができるからです
アドヴェントとは、クリスマスのときに初めてこの世に来られた(初臨)お方が、今も共にいてくださることを信じ、再び来られる(再臨)ことを待ち望むときです。
主を待ち望んで、希望の光をともしましょう。主は既に来てくださったからです。そして、「今も共にいる」、「再び来る」という主のお約束は真実だからです。
前 奏 - 久しく待ちにし - Satkz
招 詞 詩編47編7-9節(下記)
賛 美 讃美歌21-231 久しく待ちにし
主の祈り (「讃美歌21」 93-5-B 日本キリスト教協議会統一訳)
賛 美 - 冬の野に咲いた - 聖歌隊
聖 書 イザヤ書40章1-11節 (旧約p.1123)
祈 祷
黙 想
説 教 「希望の光を灯そう」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-229 いま来たりませ(1-5)
献 金
感謝祈祷
聖 餐 式 (「教会の約束」を唱和 )
賛 美 2023年主題賛美歌「常に主を覚えて」
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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7 歌え、神に向かって歌え。歌え、我らの王に向かって歌え。
8 神は、全地の王/ほめ歌をうたって、告げ知らせよ。
9 神は諸国の上に王として君臨される。神は聖なる王座に着いておられる。(詩47:7-9)
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