6月23日(日)10時30分より
メッセージ:「さあ、共に生きよう」
聖書:詩編100編
説教者:小野慈美牧師
※どなたでも視聴できます。
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Ⅰ礼拝する意味
私たちが毎週礼拝をするのはなぜでしょうか。その根拠は、十戒の「安息日を心に留め、これを聖別せよ」(出エジプト20:8)です。
<安息日>創世記の初めに、神が天地を創造なさったあと、7日目にすべての業を終えて休んだと書いてあります。これが安息日そして、一週間というサイクルの起こりです。では、安息日は何のためなのか。イスラエルの民は、かつてエジプトで奴隷でした。しかし、そこから解放され、もはや、奴隷ではないのだから、自由に休むことができる。ただ、それが単なる休息ではなく、奴隷状態から解放してくださった神に感謝して、礼拝をささげる日。安息日とは、ただの休日ではなく、神に感謝し礼拝する日なのです。
<聖別する>とは、特別なことのために取り分けることです。私たちは或る時と場所を“聖なる領域”として区別(聖別)して神に捧げます。聖なる領域を設定しなければ、すべてが世俗に呑み込まれ、聖なるものへの畏れ(恐れではなく、畏敬)を失うからです。私たちは、ふだんは世俗の世界に生きています。それは、悪い世界という意味ではありませんが、神様を中心としている世界ではありません。だから、私たちは絶えず、確認することが必要なのです。この世界は神に造られた、そして、私たちも神に造られた。それこそが、もっとも大切な私たちのアイデンティティなのだ。そのことを忘れないためにも、聖なる領域を世俗から切り分ける必要があるのです。律法的な形式主義に陥ってはなりませんが、人間は弱いですから、内容(聖なる領域)を守るために、形式(礼拝)を整える必要があるのです。
Ⅱ 私たちは礼拝する民
3主はわたしたちを造られた。わたしたちは主のもの、その民 主に養われる羊の群れ。
私たちの神は、単に個人に関わる神ではなく、信じる者たちの群れ、共同体に関わる神です。神がイスラエル民族の先祖であるアブラハムをお選びになったときも、アブラハム個人ではなく、彼から生まれる民族に対して約束を与えられました。その後、神は絶えずイスラエルの民の主であられました。そして、新約の時代になってからは、教会を「新しいイスラエル」として導いておられます。
キリスト教の信仰は、いつも礼拝する群れを通して、群れの中で養われ、継承されてきました。私たちの信仰は、具体的な信仰の仲間によって支えられ、支えているのです。私たちの教会は、コロナ以降、礼拝の動画を公開で配信しています。しかし、あくまでも、ここで行われている実際の礼拝、実際の群れが基本です。そして、オンラインで礼拝に参加している方たちも、この礼拝堂で礼拝している群れがあるからこそ、一体感を持つことができるのだと思います。
「わたしたち」は、今、ここにいる私たちだけではありません。主なる神様は、一人でも多くの方が、この民に加わることを願っておられ、そのために私たちを用いようとしていてくださるのです。讃美歌21-419の「さあ、共に生きよう」を共に歌いましょう。
①まず、神が共に生きてくださる
主なる神が、その独り子である主イエスキリストが、私たちと共に生きておられる。
②信じる群れとして共に生きる そのことを信じる私たちが、自分たちがだれであるかを忘れないで、真実な歩みができるように互いに励ましあい、支えあっていく。
③この群れの外におられる人たちと共に生きる 地域の人たちと共に、また、地理的に遠くてもインターネットでつながることのできる人たちと共に生きる。教会が自己目的化してしまうのではなく、主の真実を世の人々に分かちあうために。
前 奏 - 主の祈り - W. スティックレス
招 詞 詩編105編1-2節(下記)
賛 美 讃美歌21-361 この世はみな
主の祈り
賛 美 - かいぬしわが主よ - 聖歌隊
聖 書 詩編100編 (旧約p.937)
祈 祷
黙 想
説 教 「さあ、共に生きよう」 小野慈美牧師
祈 祷
賛 美 讃美歌21-419 さあ、共に生きよう(1,2,3,5)
献 金
感謝祈祷
賛 美 讃美歌21-24 たたえよ、主の民
祝 祷 小野慈美牧師
後 奏
分かち合い
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1主に感謝をささげて御名を呼べ。 諸国の民に御業を示せ。
2主に向かって歌い、ほめ歌をうたい 驚くべき御業をことごとく歌え。(詩:1-2)
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